小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

一月二日

2018-02-05 | 嘉永六年 癸丑日記
一月二日 

夜前から雨が降る。
昨日、敬之進が言った狂歌
「忠の字を忘れた竹のススメ殿 踊りが過ぎて網の乗り物」
昨冬二十八日に楠本や久右衛門の手紙のはしに書いてあった。
「伊達つらが踊り狂いしに庭スズメ 曲がりし竹の他知らずして」
その他もさまざまに言うのだが、あまり聞いていなかった。
科兵衛の娘のおせつがきた。
夜、村井定二郎がきた。略服で酒券2枚持参。
酒を出し、鯨肉少々持ち帰らせた。


コメント
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