小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

四月二十四日、二十五日

2016-10-08 | 嘉永四年 辛亥日記
四月二十四日 
また真善に印材をもらうらしい。
牛町から断りがあって終日家にいた。
喜多村から手紙がくる。
「あさっては名付けの日なのでにぎり寿司で一献差し上げたいので皆様お越し下さい」とのこと。
夜、岩一郎は真善方へ会で行く。
米と大豆を買う。金一歩と440文と少し。


四月二十五日  
快晴する。
同五で酒を取る。
2時頃に九右衞門殿が来られた。あり合わせの物で酒を出す。
黒江があとから来る。
八百屋の子守に白粉を塗る。終わって帰る。
てんくゎんの書歌など岸へ持参する。
一日中、小梅はうろうろする。
絵は、昨日描いてある。

※ てんくゎん 天冠。雅楽などでかぶる冠の一種。
コメント (1)
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