短い恋の季節

昨日と本日近くの人工湖に行き、カエルに会って来ました。
多分ニホンヒキガエルだと思われます。この時期結構出るわ出るわで大わらわなんですが、記憶の彼方ではもっと多かったと記憶しています。
あまり、こういうのが苦手な人は画像は見ないほうがいいと思います。

一応整備されてしまった湖なので、湿地保護のため人が入れないスペースがとってあります。望遠レンズで撮りましたよ。カエルを。
富士山撮りに来る人は多いのですが、望遠レンズ持ってカエル撮ってるのは僕だけでしたね。

意外と真っ赤や黄色など色も多様性がありまして面白いのですが、色が変わるのかは解りません。
繁殖行動はこの時期の数日から、一週間ほどだそうです。
まあ元気なのはオスばかりで、メスは遅れて水辺に向かうんですが、メスが来るまでオスは水辺で待ち続けているわけですな。メスは卵産めばまたのんびりしますが、オスはまだ暫く水辺で次のメスを待ち続けていますから、ドンドンオスは増えるばかりです。




それで残念なのが森で捕まったメス。
またさらに小柄な上、オスがかなり大物で動けない。オスはせっかくのメス離せないとなるとにっちもさっちも行きません。
こちらとしても、少なからず毒性のあるヒキガエル。しかも交尾中。触ったりしたら、気分を害する事は明白です。何も出来ずに見守るのみです。




こちらのメスは大きく、オスは小さめなので、平気で移動していました。




哲学者のように遠くを見つめていますが、コレ、この先は森でメスが来るのを待っているんですね。




赤い個体




皆さん行儀よくしています。一瞬ですが森から声らしきものが聞こえました。







待ち続けるオスたち。






富士山はとっても綺麗でしたよ。

地球の上に住んでいます。

さて、個展も終了いたしましたのが、３月１０日というのも何かの縁でしょうか。１１日が震災の日。ココ富士宮では１５日に大地震がありました。
そんな時になんとなく描いていた地球の形。


人なんて柔らかいスポンジの上に
立派な家を建てて、
大した時間でもないに
永遠と思い込んで佇んでいるんだ。
地球の頭はそんなに硬くないぜ。



今にも動き出しそうな足を持つ赤い地球。その上に立派で丈夫な家。でも柔らかく滑りそうな地面。人間が住んでいる世界は所詮こんなもの。
今生きている時間は永久なるものではなく、この瞬間のみのもの。だからこそ、過去を今を未来を大事に真剣に生きたいと思っとります。

現状をつきつけられると解っている人ほど不快に感じるようでしたが、そうやって思い起こさせることもいいかと思っています。
もちろん作家の中には温かく明るいコンセプトで制作され、作品とはそういうふうに人を優しくさせるものであるとお考えの方もおられます。そういう方は、僕の考えをなかなか受け入れられないようでしたが、まあそんなものです。
僕はどうしても現実から目を話すことが出来ない性分なんですね。


以前誰かからか、制作を行う動機付けは何かと聞かれたことがあります。
僕は少し考えながら、「社会との意識の乖離だ」とか何とかカッコつけていったと記憶しています。キザですね。

僕は今の社会はこんな形をしてると思うんだけれど、世の中の人は今の快楽だけを見て生きている気がします。この行為が後々にどうなるか考えているのでしょうか。
物事は何かしらつながり合って、関係して存在しており、無駄なものは無いと信じております。だからあなたも僕も皆大事。きっと誰かが見ていてくれるし、あなたがいることで誰かが笑っていられるものです。
だからこそ、過去のことも今のことも未来のことも皆大事。今あることも過去のつながり。今つらいのは未来に残しちゃいけないよ　と思う。

そんなことを考えながら制作してるんですよ。
辛くないかと問われることもままありまして、そりゃあ辛いですよ。
それでも世の中が今残されている負の遺産を無くそうということになれば、僕の制作も楽しいものになるかというと、
どうかしら、僕は性格暗いからね。
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　

出来上がるとこんな感じでした。この椅子、結構座りがいいですよ。

個展終了

個展が終了いたしました。
ご高覧頂いた方ありがとうございました。
また、ご高覧いただけなかった方もまた機会がありましたら、よろしくお願い致します。

作品はいつも通り、めんどくさい内容でありましたが、もう少し精査していきたいと思っております。
ありがとうございました。

本日終了です

個展本日終了です。
御用とお急ぎでないかたは是非ご高覧いただけると幸いです。


遠藤和帆　個人展覧会

EUPHORIA

2013年2月27日（水）～3月10日（日）まで
開場　11；30　～　18：00　月曜休廊

RYU GALLERY
静岡県富士宮市万野原新田3920－11
http://www.ryu-gallery.jp

修理中

昨日ギャラリーは休廊でありましたので、色々と事務処理と修理をしています。
RYUギャラリーにある白い椅子は、以前椅子の展示をした時にお買い上げいただいたもの。結構がたつきが出てきたので修理しています。
塗装や貼り付けなどをしておりまして、その乾燥待ちです。あまり寒くないのですが、ストーブもつけています。

がたつきなどは木が収縮するからと色々諸先輩方にご教授して頂きましたが、なかなかわからないものです。何年も前の木でもあるそうですが、皆どうしてるのかなあと考えております。
個人的にはあまり塗りたくないのですが、椅子ばかりは安心安全が第一なので、少し塗っています。
更に、脂のようなものが出るというので、椅子の足の裏にも塗っています。ココに厚めの革を貼ってしまおうかと考えています。

乾き次第本日の夕方に搬入したいと思っています。

それから、以前制作した革のバックの補修もしました。
革にシミが出来て取れないので、その部分を取り払って、新しい革を貼りました。下の赤茶の部分。
こんなこともしますので、カバンの補修もお任せください。

個展開催中 あまり見てもらえてないページ

コンセプトを書いてある書籍風のモノ。
お客様の行動を観察していると、最初のページを見てもらえていない感じがしています。そんな感じなので、ご紹介。

ここ最近の制作の基本となる足元見えてるのかな？崩れてるよって所。展示のタイトルの意味も書かれております。
是非ご高覧いただける方は初めのページも見てくださいね。