染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

自由研究 2011

2011年08月29日 08時54分59秒 | Weblog
今年も昨年に引き続き自由研究。
今年はカエルの変色に関する観察をしました。カエルの色が少し変わって行く事に関しては興味を持つのですが、それを取りまとめる事が難しいので、そんな所を手伝う訳ですが、なんでいつまでもやらないんだと思います。自分はとりあえず自由研究だけはやったように記憶している。

それはそれとして、カエルの研究。
ニホンアマガエルは、一般的には色が当然変わるものと思われているけれど、結構変わらない。ホルモンによる黒色素の拡大収束により色が変化。感じとしては緑色を基準とした明度の変化かと思われる。けれど、実際どれほどの時間をかけて変わるのかデータはないので、それを確認したいのですが、ホルモンバランスは結構環境の変化に影響されるので、家のケースの中ではなかなか変わってくれませんね。
それで一週間程同居していただきましたが、変わったのは下の色。

  

でも環境に合わせるかと言えば、そうでも無い。黒い石の中で黒くなったものもいれば、緑のままの個体もいる。
色温度と言うか、自分がいる場所の日光が当たる温度などにより色が変わっているのかもしれないし、反射する光の強さにより色が変わっているのかもしれない。
でも個人的には外環境でもいるように、全く環境の色に合っていないものもいる。自分が好きな色になっているんじゃないか。
色々調べてみても、カエルの意識に関する記述は有りません。聞けないから仕方が無いんだけども、そういうものも有るんじゃないかと思っても良いと思いました。

しかしながら、小学校2年生にこんな思考を思いつかせるのは酷。それに変だと思う。世間にはそういう子もいるかもしれませんが、普段のほのかんの行動から推測すると難しい。誘導尋問してもなかなか出てこないし、時間もない。

それで、仕方ないので、それなりに自分で書かせましたが、難しい。僕が悩んでどうするんだと思うけど難しい。

個人的にはもっと掘り下げたいんだけど、本人がやらないといけないと思っているので、本人と一緒の時に観察して、写真を撮る。それを印刷して、写真は自分で選ぶ。そうして自分のものにして行ってほしいもんだと考えているんだけど。観察はするけど、まとめないでやりっぱなしだ。この辺が何とかならんか。

最後には結果や評価に関してはどうでも良くなりました。
本人がやったと思える事が大事だと思っています。でもなあ、もうちょっと頑張ろうよと思う。



日野アートフェスティバル

2011年08月28日 08時43分08秒 | Weblog
更新が前後してしまいますが、
糸楽 と言うファイバーアートの集団で一緒にやっている中村さんが、日野アートフェスティバルの実行委員の紹介で壇上に上がっています。
画像が解りにくいんで良いかと思いますが、なかなかエネルギッシュなかたで、本の校正を仕事にしています。
文章の誤植や誤字、さらに物語の辻褄合わせなどの確認作業をしているので、ものすごい量の本を読み、そのジャンルは多岐にわたります。だから話をするととても面白い。苦労人なんですが、それを表に出さずいつも笑っている楽しい人です。

そういう
裏方の人がちゃんと評価される事はとても良い事だと思います。


最後の草を守る

2011年08月28日 07時39分24秒 | 芸術作品
富士山環境交流プラザにて、アトリエN 主催の展示に参加しています。
上の画像は、先日の日野での展示。
後ろの建物は昔の養蚕場。今は取り壊すかのこして活用するかでもめている感じはします。奇麗にすればギャラリーとしても面白いので、活用できれば良いなあと思いますが、管理上大変な面も有り日野市民でない僕がとやかく言えません。

そんな事はおいといて、現在。交流プラザにて展示に参加中。
あまり時間や余裕が無かったので、自分の画像だけで申し訳ないのですが、上の作品と、下の作品を展示中。


                        

この作品は搬出で、手伝ってくれた若者に「その辺においてみて」と言ったら、「いいじゃない」ってことでそのままになりました。

                        

搬入中に子供も遊びだしたので、これで良いか。


20代の若者が頑張っています。ちょっと文化祭のノリですが、それも若さ故。展示をするって言う企画をたのしみ、良い物にしたいと言う気概が感じられました。
若さ故つたない面も有りますが、企画に関する頑張った所を見てもらいたいです、でもこれだけ良い企画にしたんだから、作品も頑張ろう。個人的にはもっと弾けていいんじゃないかと思いました。
僕は若者に限らないと思っているけれど、奇麗な梱包や包装紙を作る事よりもまず中身が弾けて爆発した方が良い。
そして明確で強いメッセージがあっても良いのではないかなあと思う。今の時代、時期に出来る事もある。

見た目が奇麗であったりかっこ良かったりする事は年を取ってからすれば良いと思うんだけど、デザインとアートの境界について考えてみると良いのではないかと感じた。

知識武装する事は簡単だし、安全です。
既にその思考や主張は世間に認められ、認識されているから。誰々がこういってる。こんな作品を作ってる。それに私も賛同するから、この作品を作ってみた。それはそれで良いんだけど、あなたのメッセージは何処で、なんなのか。自分の言葉で言ってほしい。

難しい事を言うとさも高尚に聞こえるけど、それはあくまで受け売りであって自分の言葉ではない。というのは、僕も最近解った様なもんだけど。

自分の制作姿勢を他人に押し付けるのは野暮なもんですから、自分は自分でその立ち位置と言うか、基準をもうけて行ければ良いと思います。個人的には奇麗にまとまろうとせず、みんなに迷惑がられても弾けたものが勝ちって気がします。

そんな愚痴はさておき、展示やっています。
9時から、17時まで火曜日休館です。
それでもこれまでここで展示していたものたちよりも、ちょっと違った作品群が並べられています。見る価値はあろうかと思います。

毛ベルト 2

2011年08月12日 19時48分43秒 | Weblog
毛の生えたベルトを再び制作しました。今度は自分用。

実際には前回の作品の方が色の変化があっていい感じですが、こっちは何となく変わっている。あまり気がつかないかな。

               

時計は知る人ぞ知る、クレイジーアワー。ジャンピングアワーともいいますね。いくつか作っている所が有りますが、個人的に好きな コグ と言う所で作っているもの。
まあ、どっかで見た事有りそうな文字だったりしますが、それはそれとして、見た通り瞬間的には何時か解りません。短針が時間が来ると時間の数字の所にジャンプします。特に解らないのは例えば3時58分等。もう3時なのか、もうすぐ4時なのか解らない事があります。しかしながら、時間なんて大体解っていれば良いんです。
でも個人的に問題なのはこの時計では方位が解らない。アナログ時計の良さが少し無いのが残念。

それで今後はこの時計の本体も作ってみたいとか考えているんですが、難しいかなあ、、と言うよりもそんなに本職と違う事してどうするんだってことですね。
基本ベルトを制作している事が主ですから、時計まで手を出しても仕方が無いと言うかこれ以上てを広げたくないんですね。
でもまあ、これはこれで楽しいからいつかはやりたい。

それから、これから時間を見て、いくつか制作しなくてはならないので、こんな面白そうな時計も作ります。よろしくお願いします。

ちなみにお値段ですが、ベルトだけなら、4500円くらい貰えるとうれしい。
時計付きだと、保証も無いので画像のものくらいなら、7000円くらいかな。あんまりエラそうな事言えませんが、申し訳ない。

以下は怖いんで読まなくても良いです。





この革はハラコっていって、産まれる前の牛君です。産まれる前の子牛の革です。毛並みも奇麗で肉もうまいらしいです。革は仕上げ次第ですが、特に柔らかいと言うこともありません、決めが細かく繊維が密です。故に丈夫かと思います。それで、革の中心の革の質がいいのですが、この部分は毛が長く腕に巻くには邪魔になります。 なので、必然的に足の先などの端の方からしかとれません。その辺りは色の変化も有り楽しめます。
従って一頭から、10本くらい良い所でとれると良いかなあといった所です。その辺の命の重さを汲んであげてください。

使ってみて解るんですが、結構汗でぬれます。だから、最も水分に強い鹿の皮で作ると良いんじゃないかと思っています。誰か提供してほしいです。裏打ちの革だけでも鹿にすれば良いのかな。とか考えています。

カンガルーと正面衝突

2011年08月07日 07時15分19秒 | Weblog
何度行ったか富士サファリパーク。まともに行くと大変ですが、大抵無料のチケットで行きます。

最近のほのかんのお気に入りはサファリウォーク。ずんずん進みます。まあバスに乗りたいと言わないだけ良いか。とはいえ妹をだっこして行かなくてはならない親は大変です。



本日はまあそれなりに歩いてくれたので、いつもよりは楽でしたが、霧雨で暑くって大変。ななさんも気分屋なので勝手に行ったり留まったり。



虎の池にオタマジャクシ。ここは結構安全なのではないかなあ、と思いました。

そして、前回野生の鹿にあったところで、
「この辺であったねえ、鹿に」とか言っていたら、ほのかんが「いたー」って見つけました。



慌ててとった画像は逆光で見にくいんですが、見つけた時にはサファリウォークのコース上でこちらを見ているじゃないですか。
この辺にすんでるんでしょうけど、こう頻繁に出てきて大丈夫かなあ、、と思いますが、かえって平気なのかもしれません。なかなかサファリパークの中までは入れないと思うけど、このコース上のキョンがいるあたりのエサを内緒で貰っていたりするんじゃないかと思いました。
残念ながら一頭だけでした。もっといたらいいのに。


さてサファリが終り、ななさんはカンガルー大好きなので、今回も餌やりをしました。
カンガルーは今子育て中の個体が多くいて、数頭運動場に出ています。見つけられたら良いです。僕が観たのはまだ毛が生えそろっていなかったので、出てくるのにはもう少し時間がかかりそうです。

こちらのカンガルーはシロカンガルーと分けて展示しています。
シロカンガルーはアルビノとは違った、白変種だと思うんだけど、アルビノは突然変異だし、シロカンガルーは以外と飼育下では多い。でも、アルビノを交配させて、遺伝的に定着させた可能性もある。どうなのかは解らないけど血が濃いと思われる。中に落着きが無い子もいるしね。

そんな落ちつかない子が走り回っている時に、ほのかんが入り、ななさんも続いて入りました。
はしるはしるカンガルー、そしてターン。と繰り返して少ない観客の前を飛び回っていましたら、何を思ったか人の入れる通路に飛び込んできました。ほのかんも入っていた数人の観客の集団と、かなり離れてみていた僕とななさん。その間を走りすぎようと思ったのかどうかは解りませんが、飛び込んだその先には、ななさん。

対向してきた人と、どっちかに避けようかなあって思ったけど、どっちにも避けられずに気まずい感じになる事はよく有りますが、一瞬双方がためらった感じが見受けられました。ななさんがそわそわ動いた時にカンガルーはエイやって意を決めてジャンプ。そしてそこにななさん。どすんとまさに正面衝突。

周りの大人やほのかんが心配してくれましたが、大笑いしたのは目の前で観ていた親でした。

「良い経験したなあ、面白かったよ」と言ってあげましたが、不満そうでした。
 

それでもとうちゃんは疲れたぜ



原発ってどんなもの

2011年08月03日 06時03分30秒 | Weblog
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#about

ちょっとメモしておきます。平井憲夫さんと言う方が告発した内容が載っています。福島を予言した様な内容もあって興味深い。
福島以前には、架空の人物ではないかとか、想像で書いたなどと言われていましたが、実在する人物であり、述べている事も全て経験に元ずくものと思われます。

原発は壊れるよとか、現場にいるからこそ解る内容。さらに原発の耐用年数が、10年と言っていますが、本当だとしたら、どうなっちゃうんでしょうね。原子力発電。


放射能情報の共有について 03

2011年08月01日 15時17分07秒 | Weblog
先日の回答が市長から来ました。と言う様な文面となっています。



日頃より、富士宮市政並びに須藤 秀忠に対して、ご理解・ご支援を賜り、誠にありがとうございます。
 先ずは職務多忙とはいえ、返信が遅れたことをお詫び申し上げます。
 ご指摘のように、7月20日に「富士宮市内にある肉牛農家の一戸が宮城県登米市で生産された稲わらを購入していたことが判明し、農家に残っていた稲わらを検査したところ、暫定許容値(300Bq/㎏)の約7倍に当たる放射能セシウムが検出された。」ことが報道されました。
 同じく7月21日には、「当該稲わらを給餌された牛で、県内のと畜場で処理されたもののうち、未出荷の肉について検査を実施したところ、暫定基準値(500Bq/㎏)対して、83~191Bq/㎏の射能セシウムが検出された。」ことが明らかになりました。
 20日のニュースや21日の新聞等で大きく取り上げられ、皆様にご心配をおかけしたところでありますが、21日の検査により出荷された牛肉の安全性が確保されたため、ひとまず安堵したところです。
 本題の安全性に関する内容ですが、上記のように富士宮市で生産される肉牛については、安全性は確保されていると認識しています。
 また、乳牛については、自給飼料や外国からの輸入による飼料が殆どで、放射能に汚染していると疑われる地域から稲わら等を購入している農家はないことを確認しているため、富士宮市で生産される生乳も安全であると考えています。
 次に、市民に対する食品の安全性の説明ですが、安全性をアピールするためには、検査による測定値等合理的な裏付けがなければ消費者の食に対する不安は払拭できません。しかし、この検査に関しては、精密な検出器の不足などもあり時間がかかっているのが現状です。
 さらに、流通している物に対しては、今回の牛肉の例を見るまでもなく、農産物は各地に散らばっております。当然のことながら、市内に流通している物も、市内で生産された農産物ばかりではありません。
 いろいろ困難な問題を抱えてはおりますが、市民の食に対する安全確保並びに畜産を含む農家を守ることを念頭に、関係機関と協調して対応に当たって行くとともに、国・県に対しても、食の安全確保に対する方策と農家に対する支援等を強く求めて行きたいと考えております。
 


農業関係の担当部局の農政課担当者からと言う事らしいので、市長からの返信のように書いているんだと思われます。
正直言ってたいした内容はございません。これだけの数値が出ましたが、安全ですと言うもので、前回送った急ぎのメールに対してのもので、最初に送った個人で検査機関へ送って、検査してもらった情報の買い取りについては全く触れられていないのは残念です。
しかも、
 「市民に対する食品の安全性の説明ですが、安全性をアピールするためには、検査による測定値等合理的な裏付けがなければ消費者の食に対する不安は払拭で きません。しかし、この検査に関しては、精密な検出器の不足などもあり時間がかかっているのが現状です。」
と言ってます。
この解決策をはじめのメールで伝えたのであって、個人で測定してもらったデータは信用できないと言う事なんでしょうか。
市独自でもやっているのでしょうが、今後のデータは取れるけれども、これまでのデータの集約も大事で、これからどうの様な変化が起こって行くのか予想する事は難しくても、対応していく事は出来ると思います。これからの富士宮での第一次産業、観光事業で、モノをなして行くのなら、放射能情報の買い取りをして行っても良いんじゃないかと思います。

それでも、昨日富士宮市で、放射能の測定の結果が発表されました。
北部地域までカバーされていて、よくやっています。良い仕事してます。

http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/bosai/images/housya.pdf

それでも返信が来ただけ良かったと思います。