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宮崎美子「NO RETURN」(1981)
宮崎美子さんのデビュー曲である。30代より若い人には印象は薄いかもしれないが、30代後半~40代以上の方は、あの、ミノルタのCMで、Tシャツとジーンズを脱ぐシーンにドキドキしたはずである。が思い出されるはずである。当時、美子さんはまちがいなく、日本一有名な女子大生であった。いや、日本一健康的な女子大生と言った方が、マッチするか?
美子さんがレコードデビューしていたとは知らなかったのだが、中古レコード店で偶然みつけたこの曲、よく見ると作詞・作曲が我が永遠の歌姫、八神純子さんなのである。これはまた、なんという偶然か。そう言われれば、確かに高音域に特徴のある曲である。そんな純子さんの作品を歌う美子さん、素直な透明感のある声が印象的である。さすがに高音域は辛そうであるが。曲調も夏っぽいものだし、ジャケットの美子さんも健康的に日焼けしていて、美子さんらしい写真である。素直にかわいいと思うし、単にかわいいだけでない、育ちの良さのようなものを感じるのは、私だけではあるまい。
さきほど出てきたミノルタのCMだが、BGMを歌っていたのが、シンガーソングライターの斉藤哲夫であったのだが、このCMが好評だったことから、もともと30秒のCMソングだったものが、このCMのコピー「いまのキミはピカピカに光って」を作った糸井重里の作詞によりコンプリートな曲となったものが「いまのキミはピカピカに光って」(1980)である。ちなみに、斉藤哲夫自身は元々政治色の強い歌詞を作詞し歌うといった、硬派のフォークシンガーでもあったようだが、まあ、なんとも毛色の違う曲が大ヒットしたものである。
で、これまた偶然に、「いまのキミはピカピカに光って」のレコードを発見!しかもジャケットは濡れたTシャツの胸の部分を隠す宮崎美子さんなのである(ゴックン)。
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この、ちょっと恥ずかしがってる表情がまたいい。
当時の美子さんは、やや健康優良児的な体型であり、スタイル的にはやや?の感もあったが、それを補ってあまりあるピュアさが、彼女を国民的アイドルに押し上げたといっていいだろう。
私は、当時はともかくとして、最近の美子さんにすごく魅力を感じている一人である。確か、そろそろ40台の終わりになろうかという年齢のはずだが、若々しいし、トークなど聞いていると、いまだにピュアなのである(未婚だから、ということもあるだろうが)。かと思えば、映画ではしっかりした、味のある演技を魅せてくれるし、大人の魅力ももっている、素敵なレディである。宮崎美子さんは、女性には、あんな風に歳を重ねてもらいたいという、すばらしい手本だと断言したい。。
NO RETURN ですか。
宮崎美子さんも歌われていますが、我らが永遠の歌姫、八神純子さんもシングルでリリースしていますよ。
永遠の歌姫の方は、高音域も簡単に流してしまう歌いっぷりです。
八神純子って人の作曲家としての能力を、昨年他界された作曲家宮川泰氏は「繊細で大胆、感覚的で理論的、作曲家としての必須の条件を全部持つ素晴らしきミュージシャンである。」 と評されていますね。
しかし、自分の音域をベースとした作曲法は、商業作曲家としては問題がありました。
そんな、曲を歌う宮崎美子さん。
私も一度宮崎美子さんの歌声を聴いてみたいです。