Appleは7.9インチディスプレイの「iPad mini」を発表したが、ちょっと待ってください。私は忘れていませんよ、2010年10月18日に行われた2010年度第4四半期の決算発表会で、故ジョブス氏はこう言っていた。
「AppleがiPadを開発するのに際しタブレット用アプリを快適に操作するには9.7インチ以上が必要だという結論に至った。このためiPadは9.7インチを採用した」と述べ、最近の7インチタブレットに対してスマートフォンとしては大きすぎ、タブレットとして使うには小さすぎる。どちらのユーザーの要望も満たせない。さらにタブレットユーザーの多くがスマートフォンも所有していると指摘し、最後に「今日、市場に登場し始めた7インチ・タブレットはDOA……Dead on arrival(到着時死亡、即死)だ」と断言した!
即死のはずの7インチ出すなんて・・・ 米国ではAppleの牙城だったタブレットだが、昨年80%のシェアが今年は50%まで落ち込んでいる。しかも、この数字はKindl fire HDやNexus7発売前の数字なので、現在は50%割れは確実なもよう。Apple最後の砦であるタブレットに7インチを出すとは、なり振り構わないということか? 7インチはDOAとまで言っておきながらね~。 前CEOの言ったことはもう時効なんですかね~。 しかも、価格もKindl fire HDやNexus7よりも1万円も高い設定とはずいぶん強気ですね。
そんな中、ちょっとニュースなのは今回発表の「iPad 」と「iPad mini」の両方とも、ソフトバンクとKDDIから発売されるということ。KDDIは昨年からiPhoneは販売していたが、iPadは未発売だった。