ドコモは、携帯電話を介して異なる言語での会話を可能にする通訳電話サービスを2012年9月30日まで試験提供していたが、いよいよ11月1日より通訳電話サービスを「はなして翻訳」とのサービス名で商用サービスとして提供開始する。これは、携帯電話事業者として世界で初めて。
また外国語の料理メニューや街中の看板にスマートフォンのカメラをかざすだけで、瞬時に翻訳を画面上に表示する「うつして翻訳」サービスを2012年10月11日より提供開始する。
「はなして翻訳」は、専用のアプリをインストールしたドコモのスマートフォンやタブレットからの通話を、英・中・韓の3か国語に通訳するサービス。また目の前にいる相手と会話をする際に、1台のスマートフォンやタブレットを共用して通訳を行う対面利用も可能で、11月1日のサービス開始時には英・中・韓の3か国語に対応し、11月中に7か国語が追加で対応になる予定。追加になる7か国語は、ドイツ・フランス・スペイン・ポルトガル・イタリア・タイ・インドネシア。
本サービスを利用するためのアプリや通訳機能は無料で提供され、通話料および通信料のみでサービスを利用することができる。「はなして翻訳」は、クラウドの仕組みを使って、携帯電話のネットワークが高度な通訳処理を行うため、スマートフォンの性能に関わらず高速かつ高精度な通訳が可能になる。最新のスマホでなくても大丈夫ってこと。
利用条件は、発信者側はドコモの加入者で、spモード又はmopera Uの契約が必要。「通話利用」で利用する場合、<発信者側>はAndroid2.2以上のスマートフォンが必要。<着信側>は携帯電話や固定電話でも着信が可能。 「対面利用」の場合Android2.2以上のドコモスマートフォン。
専用アプリはGoogle Playにて「話して翻訳」で検索・ダウンロードしてください。
「うつして翻訳」は、専用アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットのカメラ越しに、外国語の読めない単語や辞書検索で入力ができない文字を表示するだけで、その日本語訳を画面にすばやく表示するサービスで、2012年10月31日まで試験提供している「料理メニュー翻訳」アプリを商用化したサービス。
従来の翻訳対象である英語・中国語・韓国語の3か国語の料理メニューに加え、今回新たに街中の看板も翻訳の対象になります。本サービスを利用するための専用アプリは無料で提供され、翻訳する際は、通信が発生しません。また日本語の料理メニューや看板を英・中・韓へ翻訳することも可能で、ドコモの利用者だけでなく、海外の携帯電話事業者のスマートフォン利用者でも、来日する際などに、本サービスを利用することができる。
利用条件は、ドコモ契約者および海外通信事業者の契約者で、Android2.3以上のスマートフォン。
専用アプリはGoogle Playから「うつして翻訳アプリ」と「うつして翻訳用辞書アプリ」をダウンロードする。