My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

デジタル系の電源ノイズ低減で音質向上。

2024-05-12 15:06:04 | ネットワークオーディオ

今回はブルーディスク・プレーヤー(BDプレーヤー)の電源を少し弄ってみました。

以前にも登場したSONY製UBP-X800です。この機種は再生専用、しかもDAC非搭載なのに5万円もします。

今はMarkⅡ(M2)となっていますが、我が家のは初号機。

この機種は、元々、画質、音質ともに良いのですが、初めて内部に手を付けたのが、2年半前。(当時の記事がこちら。)

今回は、更なる改良に挑みました。

その結果、音質、画質ともに格段に向上しました

改良内容については、現在販売中の機種ですので詳細は避けますが、スイッチング電源から供給されるDC電圧の高周波ノイズ低減です。

ソニーさんの機種の場合、基板上に空きパットが儲けてある事が有ります。と言うか、量産時に利益確報のために部品が省略されたのでしょう。

そこにOSコンデンサやPSコンデンサ、タンタルコン、小容量フィルムコンデンサを追加。更にメイン基板へのDC12V供給ケーブルへフェライトコア追加。スイッチング電源基板からメイン基板間へ高周波飛び込みを低減するために銅の遮へい板を設けました(MK2で実施の内容)。 ※まあ、こんな事をするより、さっさとMK2を買った方が良いでしょう。

ちょっと一部をお見せしますと、こんな感じです。

 

どの様に良くなったかと言うと、

 ①映像ソフトの画質は、全体的に少し明るく鮮明になり立体感が増した。

 ②音質もベールが何枚か剥がれて臨場感が出た。

様に思います。

USB経由でSSDに保存した音源を再生してみると分解能が増し、音が鮮明になり、今まで聴こえなかった音も聴こえてきます。

ちなみに、このUBP-X800はDACを持ってませんので、DACはSONY製DAS-703ESを使用しています。

私が所有するトランスポート類の中では、今まではiFi Audio製「ZEN STREAM」が一番音が良いと思っていたのですが、その上を行っています。

音が整理されて出てきている感じです。今まであまり聴く気になれなかった音源さえも、今は心地よく聴く事ができます。

 

ここで、何故音が良いのかをUBP-X800のブロック図を眺めながら少し考えてみました。

その理由のひとつとして、メディア(USB、NAS、DISCなど)から取り込んだデジタル・データを一度内部のDDR(DRAM)に格納しているためと思います。1ブロック当たりの容量が不明ですが4ブロック有ります。

DDRに取り込んだデータは元データとベリファイしているので、データの取りこぼしは無くビットパーフェクトの筈。

DDRに取り込んだデータは最短距離で高速処理されて、SPDIF(COAXIAL)やHDMIに送り出される。この時内部クロックで叩き直しているためジッターの発生は最小。

まさに理想的ですね。と言っても、最近のTVやBDレコーダーでは内部で画像処理しているので当たり前かな。

15年位前に、自作でDACやCDプレーヤーの中にRAMを積んだ強者の記事を見た事があります。当時は成程ね~と納得していましたが、時代、技術の進化ですね。

しかし、この様な事は、廉価物のトランスポートやDAC単体では無理ですね。

調べてみると、LINNやCHORDなどの高級DACではDACの直前にDRAMを搭載しジッターレスを実現している様です。

 

尚、お断りしておきますが、この改造は私個人の趣味の範疇、自己責任で実施したものであり、決して真似はしない様にお願いします。

まあ、真似する人はいないかぁ~。

 


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