My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

エリック・クラプトン(ERIC CLAPTON / Crossroads2)を聴く。~これぞE.C.~

2012-08-25 17:38:11 | 音楽

これはいい!!!。 1970年代のクラプトンが好きなファンには絶対にお勧め。

これぞ、クラプトンの真髄である。

前から欲しかったエリック・クラプトンの「アンソロジー2」(日本タイトル)、Crossroads2(本タイトル)」をUKから購入した。

日本では入手難になっていて中古でも1万円位する。

これを私はUKから購入した。送料込みで$40、日本円でも3,200円位である。

CD4枚組みのBox Setで44ページのBooklet、レア写真付きである。1996年版(オリジナルは1989年)。なぜかUniversal Music。

コアなクラプトンファンなら良くご存知と思う。

(ジャケット表)

(ジャケット裏)

購入するときに、「Imprted from UK」と書いてあったので、CDのpit側の内周を見ると、しっかりと「Made in Germany」と印刷してある。

これだけで、音はいい筈、品質が信頼できる。以前から私の経験ではUK/EU品は音が良い。

しかも、Boxに「Enhanced Sound Quality」と書いたシールが貼ってある。

1995年にJay Mark氏によるミックス、1996年に発売。

そのシールとBookletの写真を少し紹介。

 

 

 

これを見ただけでも、ゾクゾク、ワクワクする。あのブラッキーの写真が沢山。

このブラッキーがオークションで、何億円かで落札された?

CDの構成と内容は、クラプトンの1970年代のライブコンサートの収録。

だから、サブタイトルに(live in the seventies)とある。

CD1が1974年 ヘロイン中毒から復活して、名作「461~」発売の頃

CD2が1975年 その1年後、「安息の地を求めて」の頃 レゲエに傾倒?

CD3が1977年と1978年  「No reason~」発売の頃

CD4が1978年  「Slowhand」「Backless」発売の頃

要は、クラプトンがブルースギタリストとしてのりに乗っている時期である。

クラプトンのブルースがたっぷり。

クラプトンのCDは既に20枚以上持っているが、今まで聴いた中で、一番良い!!! 暫く愛聴版になりそうである。いや、これは絶対そうなるであろう。

CD1~3の3曲目(1977年4月)までがイヴォンヌ・エリマンが参加しているライブ。

特にここまで良い。イヴォンヌの高音ボーカルが良い。

相棒ギターのジョージ・テリーも渋くて、クラプトン張りでいい味を出している。

このバックバンドの構成も良くて、CD4の8曲目までは殆ど同じ。唯一、ハーモニカとバックボーカルのMarcy LevyがCD4以降は抜けている。

Dick simsのアーシーなキーボードも良くあってある。

この頃のバンドが、クラプトンのギターを引き立てながら、よく纏まっている。

さらにCD2の6曲目は、カルロス・サンタナとの掛け合いもある。24分に及ぶ大作である。

「Have you ever loved a woman」「Layla」「Badge」「I shot the sheliff」「Cocain」「Tell the truth」「Wonderful tonight」「Crossloads」「DoubleTrobuble」など、馴染みの曲が沢山入っている。

アルバム「E.C. was here(ライブ)」に収められているナンバーもあるが、テイクが違う。

一曲ずつが長く、全体的に比較的ゆっくり演奏されている。これがクラプトンスタイル。クラプトンのボーカルもいいが、クラプトンのギター(ブラッキー)を充分に聴くことが出来る。

CD1と2のプロデュースは、ご存知のTomDowd。

これが、本来のクラプトンの真髄だろう。

ブラッキーの音がとてつもなくしびれるし、ブルースのけだるい”レイド・バック"された感じがなんとも良い。

最近のクラプトンの商業的ポップ系の軽いノリとは、全然違う。


これは買って良かった。期待以上に興奮した。しばらく飽きる事がなさそうである。

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AC電源ケーブルの交換と音質

2012-08-18 10:51:25 | ケーブル

先日のAC電源レギュレータの導入以後、AC供給電源の重要性を少し感じ始めたので、次にAC電源ケーブルを交換してみたくなった。


 この部分については、世間でケーブル類(AC、ラインケーブル、スピーカーケーブルなど)の中では最も音が変わる部分とか言われたり、理論的には変わらないと言われたりと両論あり。でも、オーディオの世界では、何やっても変わるので、私も本当に効果があるのか疑いを持ちつつ、一度自分でも試してみるしかないと購入した。


購入したのは、ケーブルはスウエーデン製のSupra LoRad2.5プラグはフルテックのCuプラグFI-11Mである。

プラグ部分                                

 

ケーブル部分

 

全体像

 


適度な硬さで、扱いやすい。

銅プラグを選んだ理由は、金、銀とかのメッキが施してあると、何となく音に色づけされそうな、キンキンしそうで、自分の目指す音と違いそうな気がしたからである。

パワーアンプ(McIntosh MC-275)は、交換式になっていないので、プリアンプに使って見た。

音の感想は、
この音の変化は、何て表現したら良いのか、ちょっと文章表現が難しいです。
あえて、言葉にするなら、艶やかさが増したというか、上品な音というか、いつまでも聞いて居たくなる、うっとりですね。熟成されたワインの様ですね。渋さが取れたというか。雑味が無いです。
やっぱり、ケーブルで変わるもんですね。


それに、理屈的にちょっとわかった事がある。

電流がケーブルの中を流れる時電流がケーブルの中を流れる時は、

電流が流れる-->電子が移動する。

基本的に理想導体中の電子の移動速度は、光の速度と同じで3×10の8乗mと言われています。

実は、伝送路の入り口に入って来た電子aがそのまま伝送路を猛スピードで移動して反対側の出口に電子aとして出てくるのでは無くて、入って来た電子aは、元々伝送路にある分子bにぶつかり、また次の分子cにぶつかり、次にdとなって、伝わって行き、(押し出されて、突き出されて)、言うなれば、トコロテンの様に突き出されて、反対側から出て行くのである。
だから、伝送路(ケーブル)の中の分子、分子構造(亀の甲)によって、伝わり方に何らか変化をもたらすである。ここで、音に色づけされてしまうのである。これは、それぞれの機器の中での信号の伝わり方でも同じである。
この伝送路(ケーブル)の長さ、及び流れる電流量(電子量)によって色づけの支配量が変わってくる。
だから、電流伝播量の多い電源ケーブルやスピーカーケーブルは変化量が大きい。
と、私はこの様に考えています。
実際にデータで示す事は出来ませんが、、、

CDプレーヤーの電源ケーブルも変えてみたいが、効果があるだろうか?、、

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大音響展(12/08/4)

2012-08-05 13:08:09 | オーディオ

実は、今日、現地での毎年恒例の音響展に行ってきたが、凄い人だった。

参加ディーラー、メーカーも200社位はあっただろうか?

シェラトン・ホテルの7F,8Fの全フロアーが展示室であった。

以前は、音響展、Hifiといえば、真空管アンプ、LPレコードプレーヤーが多かったが、今年は、デジタルオーディオと半々くらいであった。

ドイツ、フランス、アメリカなど海外のメーカーの出展も多かった。

今年は大部屋はなく、全て、ホテルのプライベートルームで行われ、大きくても、ツインベッドの部屋くらいかな。

いつもの事だが、どの出展社も、凄いケーブル類(直径3cm?)を使用していた。さらに、クリーンAC電源なども準備。

mbi、Burnmaster、日本メーカーAccuphase、LUXなど、高級機の出展もある。

結局、何も買うものは無かった。

今回、色々な展示を聴かせてもらい、私のシステムは、ちょっと音がソフト過ぎるかな?と感じた。

そこで、帰宅後、パワーアンプの初段の12AX7をムラードからテレフンケンに戻した。

これで、音がちょっと締まった感じになった。高音がちょっときついかなと思うけど、また暫くこれで聴いて見る。

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真空管プリアンプの初段E80FをMiniwatts製(Pinched Waist)に交換

2012-08-05 12:54:27 | 真空管プリアンプ

既に常用中のものと同じMiniwattsであるが、今回購入したのは、Pinched Waistと言って、管の腰が括れたもので、非常に珍しいものである。珍しさに惹かれて買った。Web上では、音も良いと書いてある。

外観は、こうである。

1957年製、スクエアゲッター。SQ仕様。

 

金メッキ足(Gold pin)。 足元の配線も良くできている。

 

 

この写真で、括れているのが判るが、何のためにくびれているのか、良く解らないが、何となくいい感じ。

 

 

実際に使ってみて、音は、今まで使っていた同じMiniwattsと、さほど差が無い様に感じる。

何が、使うんだろう。私には、音の違いが解らない。

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遂に、AC電源の強化!

2012-08-05 12:30:43 | AC電源

散々悩んだあげく、遂に家庭用AC電源の強化に踏み切った。

電源ケーブルの強化、交換は、個人的にはあまり効果が無いだろうと思っていたので、折角ならと思って、AC電源の昇圧回路を持ったレギュレーターを導入した。

この導入で、もし、音質的に効果が無かったとしても、今現地で使用している115V使用の機器を日本に持って帰っても、使えるという目的もあった。

今回導入した製品は、電源周りのなら事ならお任せと言われている「Furman(ファーマン)」社のAR-1215である。ファーマンは、電源関係製品では結構有名な会社である。

この製品は、AC電源の安定化とノイズ除去、過電圧、サージ保護、そして電圧のレギュレータ(昇圧)の回路が組み込まれている。クリーン電源と言えるかも知れない。

AC電圧が、97V~141Vでも安定して、120V±5Vを出力するというものである。AC入力電圧のモニター用LEDインジケータも付いている。出力電流も15Aと充分である。値段も手頃で、私は送料込みで45,000円程度で購入した。

この製品は、オーディオだけでなく、ミュージシャンがスタジオやステージでも使う様だ。

参考にメーカーのリンクを貼っておきます。

http://www.furmansound.com/product.php?div=01&id=AR-1215

日本向けの仕様でAR-1215Jと言うものもあるが、これは、100V出力仕様を加えたものだ。こちらは、ちょっとお高い。

120V製品用なら今回のAR-1215で充分だ。外観は以下。

メーカーHPより。

  

実物。

今、プリアンプの上の置いて写真を撮っているが、この状態では、この製品のトロイダル・トランスからの磁界で、プリアンプのハムノイズが載ってしまう。なので、実際に使用している今は、別の場所に置いている。

蓋を開けるなと注意書きがあるが、どうしても中が見てみたくなり、開けるだけなら良いだろうと思い、そっと開けて見た。

(全体)

 

(回路部分) 出力Trが8個並んでいる。         (大型のトロイダル・トランス)                  

 

値段の割りには、充実している。さずがに、電源周りなので、安全性にかなり気使った、しっかりした造りである。


パワーアンプ、プリアンプ、CDプレーヤーに実際に使用した結果は、次の通り。

・電圧

 モニターLEDが110Vになっている。あれっ?この家って115Vじゃないの。で、テスターで測定してみると、やっぱり、110Vしかない。やっぱりね。マンションの電圧が低下している。この製品の出力電圧を測るとは、きっちりと120Vぴったりになっている。素晴らしい!!!

出力電圧の安定化は、バッチリ。

・音質

新品購入だったので、使用早々は、巷で言われている様に、音の広がりがなくなって、狭くなった感じである。あれ~、やっぱりねと思った。

しかし、それが、1時間、2時間、3時間経つにつれて、広がりを取り戻した。いよいよ実力発揮か?

翌日、聞いてみると、低音も普通に出ている。広がりもある。それに、加えて、音が繊細というか、とてもクリアーで静寂である。

うん~、これは、もう戻れないかも。

何よりも良いことは、コンセントの電圧が変動しても、気にしなくても良い、心配なく、音楽を楽しめる。


これなら、次は電源ケーブルにも、拘って見ようという気にさせられた。

それに、最近、知った事だが、ケーブルの中の信号は、通り抜けるのではなく、トコロテン式に突き出しであること。これなら、途中の線材でも音が変わるのが頷ける。 

コメント (9)
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