ウェブはバカと暇人のもの

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おい、ガチャピン! お前、フジテレビが21日にデモされそうだから社員の代わりに内情説明してやれ!

2011-08-15 12:07:54 | Weblog

おい、ガチャピン! お前、お前を雇ってくれているフジテレビがネット上でさんざん「偏向報道」「韓国ゴリ押し」「反日」と叩かれているの知ってるか? 多分ごく普通の視聴者はネット上で何が起こっているかなんて分かってもいないだろうけど、一部の人たちが大騒ぎしているんだよ。

何が起こったかはここでも見ておけ。基本的な不満はここにある。

で、お前の会社の人々はネットの人々の声にまったく回答する気もないようだぞ。オレ自身、フジテレビに反日・韓国ゴリ押しを必死にするほど骨のある「工作員」とやらがそんなにいるとも思えない。でも、彼らは次から次に自分たちの主張を補足するネタを見つけて来ては「またもやウジテレビの韓国ゴリ押し・反日の事実明らかに!」ってやり続けているから、一般視聴者が「ン魔っ!」となってしまう前に一応フジテレビとしても説明くらいはしてもいいんじゃねぇの? ま、するしないは別にオレとしてはどうでもいいけどね。

もうフジテレビの広報や上層部は今さら説明をする時期も逸したから、こうなったら21日のデモの前にガチャピンお前が周囲のおにいさん、おねえさん、おじさん、おばさんに真相を聞いて、説明してやれよ。お前、フジテレビから相当仕事もらってカネもらってるんだろ! 以前小遣いが50円だって明かしていたけど、ウソだろ、それ? まぁ、とにかくお世話になった人が困っていたら(フジはデモについてはあまり気にしていないとの話も聞いたが…)、ちゃんとお手伝いしてあげるんだぞ!

重要なのは「ツイッター」を使うことだぞ。ガチャピン、お前は日本で2番目に「ふぉろわー」が多いんだぞ。101万人以上もいるんだから、乱暴な口を利いたり明らかに事実無根のヘンなことを言っているようなヤツがいたらガンガン非公式RTでひとこと付け加えてからツイートし、お前の「ふぉろわー」のお友達にそいつを集中砲火してもらおうね。

【まずは定番質問への回答】これは、普通にQA方式で連続ツイートしろ。
※ここは、オレは真相はわからん。一応業界関係者、フジ関係者に話はある程度聞き、自分自身の感覚からするとオレだったらガチャピン口調でこう答える。
※以下はフジテレビの公式見解じゃないからな、そこのところ誤解するなよ! オレが憶測で書いているところだからな! 真実が断定できないなりの話だからな


Q:韓国偏向放送は会社としての方針か?
A:基本的には、韓国のネタは安くてそれなりに視聴率が取れるからいいんだってさ。投資効率(意味がよくわからない)が経営のことを考えるといい判断だったんだって。いまは安く番組つくりたいんだってさ。もっとおもしろい番組を安く買えたらそっちにするんじゃないかな

Q:韓国を意図的にイメージさせるサブリミナルはやっているか? 
A:え〜、むしろアメリカとかの方が多いと思うよ〜。だって、英語はいっぱい出ているしさ〜、あと、スタジオのセットで「赤」が多いからって別に共産主義を推進しているわけでもないっていわれたよ

Q:なぜ、なでしこJAPAN優勝セレモニーを流さなかったのか?
A: CMって大事なんだって営業さんから聞いたよ〜。今回延長戦とPK戦になって、放送の予定がすっごくくずれたから苦しい判断だったんだってさ。昔、他局も延長戦になったWBCの日本優勝のセレモニーでCM入れたのも同じ事情かもね

Q:韓国ゴリ押しの事実はあるか?
A:「よく出てる」で「ゴリ押し」になるんだったら、レディ・ガガさんとかよく出るから「アメリカゴリ押し」になるし、昔からF1やUEFACLもやってスポーツニュースでも長く流すから「ヨーロッパゴリ押し」になるのかなぁ。わからないよ〜(>д<)

Q:ガチャピンは韓流アイドルは好きですか? 
A:ぼくはロリポップとキティちゃんが好きだよ O(≧▽≦)O だっておともだちだもん。ムックについてはまぁ、いいや。

【ツイッターでの暴言への対応方法】

うわーん、こわいよぉ、ぼくをいじめないでよぉ!
 RT@誰かA おい、ウジテレビ、韓国ゴリ押ししてるんじゃねぇ、このカスタワケ売国奴バカヤロウ死ね!

通報しますた! RT@誰かB てめえ、ぶっ殺すぞ、韓国偏向報道しやがって、ぶっ殺すからな、分かってるのかよ、このクソ緑のイボ芋虫野郎、とっとと南の島に帰れやがれ、焼くぞ、緑野郎

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!! もうやめて! RT@誰かC デモに参加した多くの人々はフジテレビを許さないからな、いいか、分かってるのか、ふざけてるんじゃねえぞ

そんなことはないですぞ RT@誰かD お前、フジテレビ内の工作員の存在を隠しやがってそれで子供向け番組に出ていいと思ってるのかよ、お前は日本の将来にとって悪影響だ

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セミは長年土の中にいるのに外に出てきたらすぐ死んでかわいそう! ってな意見には喝!を入れてやるぞ

2011-08-12 11:12:39 | Weblog
昨日、会議の際議論になったのがセミの一生である。

美女Aが「セミはやっと地上に上がってきたのに1週間で死んでかわいそう」と言った。

美女Bも「そうですよね、10年くらい地下にいて、自由な生活がやっとできたと思ったらすぐに死んじゃうってのは私じゃ考えられない」とも言った。

だが、そこで私が思ったことは、セミが果たして地上にいて本当に楽しいのか? という点である。あいつらはWikipediaによると3〜17年も地中にいるそうだが、成虫になり、地上に出たら1週間で死ぬ。

やつらはそこからションベンしまくりエロをしては朝から夕方までギャーギャーわめきまくり実に元気である。そして1週間で死ぬ。

そこで私は一つの疑問を抱くのである。

あれだけ勃起をガンガンし、エロできるほど元気なのに1週間で死ぬということは、もしかしたらセミの成虫は地上に適した身体を持っていないのでは……、という点である。もしかしたら青い空や樹木などが相当苦手な連中なのでは、とも思ってしまうのである。

もし、ヤツらが「もう外に出るのやめたもんね」などと思い、地中に引き返したらひょっとして地中で30年くらい生きてしまうということはないのだろうか。

だってヘンだぞ! 成虫ってことは、人間にすればまぁ、20歳くらいだろう。アブラゼミの場合は6年間地中にいるわけで、人間の寿命が80年とした場合、アブラゼミの成虫はあと18年生きられる計算になる。

いや、もう死ぬ間際なんだよ、あいつらは……と冷静な声が聞こえてくるが、ただ、あんだけ精力ギンギンでわめきまくるだけのパワーを持ったアブラゼミ君がオレには超後期高齢者とは思えないのだ。多分、「オラ、オレの巨根を見ろ、パネェ!」などとやっている若者なわけで、とても死ぬ間際の老人とは思えないのである。

それが突然コテッと死んでしまうということは、やはりセミは地上とまったく適合していないとしか思えないのである。

こんなことは昆虫先生に聞けばすぐにでもわかるのだが、妙な仮説を元に真実を知らずバカなトンデモ説ばかり話すというのもなかなかこれは魅力的なのですね、ウヒヒ。
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広報・宣伝担当者の皆様! 7月19日に池尻で嶋浩一郎さんと一緒にネットニュースの書き方講座しますぜ!

2011-06-23 13:22:56 | Weblog
定員に達しましたので申し込みを締め切りとします。参加いただく皆様、当日はどうぞよろしくお願い申し上げます!


■テーマ :広報・宣伝担当者に送るネットニュースのネタ拾い・記事書き方講座 〜記者の考えていることお伝えします〜

■出演者:嶋浩一郎(博報堂ケトル共同CEO・編集者・クリエイティブディレクター)
      中川淳一郎(ケロジャパン・編集者)

■日時:7月19日(火) 18:45開場 19:00開始 20:30頃終了予定
         
■場所:世田谷ものづくり学校
http://www.r-school.net/contents/about.html#access
〒154-0001
東京都世田谷区池尻2-4-5

■内容:
最近広報・宣伝担当者は、クライアントから「ソーシャルメディアに乗せたい…」「ネットでニュースにしたい」というオーダーを受ける。

ネットニュースは基本的には「PV稼ぎ=読んでもらう」と「ネットユーザーへのネタ提供」を目指しており、ここでは「人に読んでもらうコツ」「どんなネタが書いてもらいやすいか」の2点−−つまり「ネット文脈」(ネット独自の「ウケる文脈」)とは一体何か?企業広報に当てはめた場合どうなるか? を超〜〜〜具体的に解説します。

また、どんなネタを編集者・記者は待っているか、具体的にどのようにして記事を出しているのかについてもお伝えします。

こんなことについて、嶋浩一郎と中川淳一郎がネット文脈について解説をし、実際の記事・プレスリリースを元にそのツボを説明します。

■定員:40名 (先着順)

■入場料:無料



※参加される方、お手数ですが、会場のキャパの関係もあるので、メールいただけませんでしょうか!人数を事前に把握しておきたく思います。お名前(HN可)と「参加するよ!」の一言だけいただければ幸いです。もし、定員を超えておりましたら、その旨メールで返信いたします。
※メールの「件名」に「7月19日 ネットニュース ●●」と入れてください。※「●●」=お名前
※飛び入りの方、もし、会場が混雑していましたら「すいません!もう入れません!」とお断りする可能性もあります。どうぞよろしくお願いいたします。申し訳ありません。

※19日(月)としていたところ、「19(火)」に修正しました。@tatsudragon様、ご指摘ありがとうございました。
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学生時代の友人は貴重です! オレらは一生友達です! なんてのは幻想だよな。やっぱ社会人は仕事しかないぜ

2011-05-28 01:34:43 | Weblog
おい、今日は珍しくオレが個人的なことを書くぞ、この野郎。

で、一体何を書きたいかというと、一橋大学世界プロレスリング同盟(Hitotsubashi World Wrestling Alliance=HWWA)のことだ。

なんでこんなことを書くに至ったかというと、7月3日にHWWAのOBを中心とした興行「VIVA FAKE2011 〜インチキ万歳 学プロ下北決戦 Vol.3」があるってのでチケットを買っていただきたいってのもあるけど、21日にラジオ界では超イケてる人として知られ、かつHWWAの後輩であるTBSラジオの橋本Pと一緒に「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」に出演したからなのですね。

その模様はポッドキャストで聴けますが、今回の件をもって改めてHWWAのことを再評価したのですよ。

まぁ〜、通常、大学の時の知り合いなんて社会人になってしまえばどうでもいい存在になるのですね。

お前らだってどうせ学生時代は「オレらは一生の友達だよナ!」なんて言っていたヤツと今は会ってないだろ? 特に結婚なんてした場合は会わないよな。オレだって、大学時代、何度も会い、共に何泊もした「オレらは親友だ!」なんて言い、卒業旅行にまで一緒に行ったヤツがいたけど、会社入って、そいつが結婚でもしてしまえばケンもホロロな扱いなのよ。

日比谷をたまたま歩いていたので「おぉ! あいつの会社、ここだ!」と思って受付から「○○さんお願いします」と呼び出したことがあります。そして、ヤツが下に来てくれたら「どうしたんだよ〜」と明らかに不機嫌で「いや…、あのぉ…、近くを通ったんで…」と言ったら「なんだよ、忙しいんだよ。急用かと思っただろ」なんて言ってそのまま上に戻っておしまい。そりゃ、社会人が忙しいのは分かるけど、久々に会う友人が寄ったらもう少しは優しくしてくれよ。

そいつほどは仲の良くないほかのヤツだって久々に電話があったので会ってみたら「お前、口座作ってくれよ! 頼むよ!」みたいな話だったりして、所詮大学時代の「友情」(笑)なんてどうせ社会人になってしまえばどうでもよくなるんだよな。

飲みに誘って何度もやられた「リスケ攻撃」の後、ようやくスケジュールが決定しても最後は「ウチの子供が熱出した! 攻撃」があって結局会えない。まぁ、そんなもんだ。

そりゃ当り前だ。だって、本当の苦難を一緒に乗り越えていないんだからさぁ。仕事を一緒にした仲間の方が重要だ。今だって、一緒に仕事をした経験のある人々の方が過去に「クラスが一緒でした!」とか「サークルが一緒でした!」とかいう連中よりもオレにとっては重要だ、この野郎。

事実、OB会やら何やら公式行事では会うが、それ以外ではほとんどのヤツと会わん。ゼミ、元々いたサークル、クラス、インカレサークル……、様々な組織に学生時代は皆さん所属していたと思うのだが、自ら連絡を取って会っているヤツなんてほぼゼロだろ?

まぁ、学生の皆さんに言うが、所詮、学生時代の知り合いなんてそんなもんだ。あとは社会人のお前らでも「仕事とプライベートを分けたい」なんて言うが、お前らは無事に定時帰宅できたとしても、どうせ何をやっていいのか分からない状況に追い込まれるだろう。

社会人は仕事してナンボなんだよ。

で、冒頭のHWWAの話に戻るのだが、あの団体は奇跡的な団体なのですね。毎年1人か2人しか入らないという一橋のつまはじき者・しかもモテない者だけが入り(あとはムサビ、東大のつまはじき者も含む)、「あいつらはアホだ」「あんな狂った連中は死んでろ」みたいな迫害を4年間受け続け、さらにはまるでモテない大学生活を送ることになるんだから、「同類相哀れむ」みたいな状態になるのよ。

しかも、大学当局とセクハラ関連の件で闘うし、体育会やテニサーやマスコミ関係サークルともケンカだらけ。

オレの同期のうじきよわしなんて、「このクソチキン野郎!」みたいな猛烈な批判を体育会応援部にしたから拉致されそうになったことだってあるし、学園祭では、突然体育会の演武に乱入して逆にボコボコにされたこともある。

あの野郎の尻拭いだってオレにとっては大事な仕事だったわけで、ヤツとの絆は深まるのですよ。

そして、それは後輩にも同様で、どう考えてもアホ集団として虐げられているHWWAの連中はかわいいのだ。いわば、一緒に仕事をし、苦労をしてきた「仲間」となるのである。

そんなアホ共にはバイトを斡旋したくなるし、ヤツらが社会人になってからも「お前ら元気か?」とやりたくなる。それと同時に先輩たちも「お前、中川、元気か?」とやってくれる。

こうしたマイノリティが集い、脈々とこの30年以上続いたのがHWWAで、今現在その中の何人かと一緒に仕事をしたりしていることを非常に嬉しく思うのですよ。

何を言いたいかというと、

お前ら、仕事で友人や仲間見つけろ


ってことだけだな、ガハハ。
あとは、仕事をあんまり軽々しく見るなよ、ということですね。

あとは7月3日、ヒマなヤツは見に来い。宣伝だ。それだけだ。ごめん、長文。
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勝間和代さんが原発推進CM出てたのに理解が足りなかったことを詫びてるので、「広告塔」の決め方教えてやる

2011-04-16 12:03:48 | Weblog
かつて中部電力のCMに出て、電気事業連合会後援のラジオ番組に出演していたり、『朝まで生テレビ』で親原発的発言をしていた勝間和代さんが「みなさまの原子力に対する重大な不安への理解、および配慮が足らなかったことについて、そして、電力会社及び政府のエネルギー政策上のコンプライアンス課題を正しく認識できていなかったことについて、心からお詫びを申し上げます」と書いていますね。

原発事故に関する宣伝責任へのお詫びと、東京電力及び国への公開提案の開示


勝間さんの声明にはコメント欄で「お前が言うか」「で、ギャラは返還するのですか?」みたいな声に溢れ炎上しているわけですが、人々の怒りは「カネでテキトーなことを言わされた客寄せパンダが何を言うか、エッ!」というものがあるのですね。

切込隊長も「だから、彼女の話を受けての反応が『どの口で電力会社批判しているんだ』という内容になるのは当然だよなあ」と違和感を覚えています。


ここではですねぇ、いわゆる「広告塔」がどうやって決まるのかってことをシミュレーションしてみますね。オレは以前、建設省の河川事務所関連の仕事で「土手に光ファイバーを埋め込み、川を情報化します!」という運動のPRをやっていたことがあるのですよ。ここでは光ファイバーを土手に埋め込むことの是非については何も述べないからな。ここはあくまでも「広告塔をどうやって決めるか」という話をするからな。


■建設省のアピールしたいこと
・土手に光ファイバーが必要であることを河川沿線住民・納税者に植え付けること
・情報化社会の到来は河川沿線住民を幸せにします!

■そのために言いたい内容
・災害というものはいつくるか分からない。備えあれば憂いなし。光ファイバーを使った情報網を整備することにより、洪水の際も迅速に情報提供ができます
・光ファイバーがつながれば、明るい生活が待っています
・光ファイバーには無限の可能性があります
・光ファイバーにより、「河川コミュニティ」を生み出すことができます

■なぜ広告塔を立てるか?
・自分の言いたいことを自分で言うと単なる自画自賛になるから
・人気のある人に言わせることで、注目を集められるから
・広告塔になった人は、「何を言うか」の発言はけっこうコントロールできる。カネを渡しているだけに、そこは「暗黙の了解」が存在する

以下、建設省と広告代理店との広告塔決定会議の模様を再現するぞ。登場人物はこんな感じだな。実際は10人以上いるけど、重複する役割のやつも多いし、どうせ喋るのは5人くらいなので、以下のようにしとくぞ。

・建設省ノンキャリA(48歳 以下「ノンA」):司会進行役
・建設省ノンキャリB(51歳 同「ノンB」):「しかし…」「でも…」と否定する役
・建設省キャリア所長(45歳 同「所長」):意思決定役
・広告代理店営業(43歳 同「営業」):合の手を入れる役
・PR会社社長(50歳 同PR):「PR的にはですねぇ〜」と言うご意見番役
・広告代理店企画担当下っ端(26歳・オレのことね):メモ役


ノンA:ウオッホン、今日はですねぇ、「○○川光ファイバープロジェクトの『有識者会議』に出席する人選を決めてみたいと思います。彼らはこのプロジェクトについて会議をし、その成果を半年後に発表し、我が河川事務所の光ファイバー推進計画を後押しするために重要な役割を果たします。

所長:まぁ、そこのとこ、頼みますよ。私が本省に戻った時、実績を見せる必要がありますからね、イイ人を提案してくださいね。

ノンA:やはり、会議の座長はナントカカントカ大学の田中先生しかいないでしょう。

営業:その通りですね。やはり、田中先生は「コレ」(親指と人差し指で○を作る=カネの意)さえ出せば、何でも言ってくれますしね。それに、情報通信分野では何せ日本の第一人者ですからね。

一同:ガハハハハ

ノンB:でも、「コレ」(同様に親指と人差し指で○を作る)がけっこうするんじゃないですか…。

営業:まぁまぁ、そこは今までのお付き合いもありますし、ちょっと押えていただくようお願いしますよ。

ノンA:全体では何人くらい必要ですかね?

PR:まぁ、PR的観点と、説得力という点から考えると、1.座長 2.防災の専門家 3.情報通信に詳しい若いジャーナリスト 4.川遊びなどアウトドアの専門家 5.光ファイバーメーカーの技術者…

営業:そこに女性も加えたいですなぁ、ガハハ

一同:そうですなぁ、ガハハハ!

ノンA:やっぱり美人がいいですなぁ、所長、どんなタイプがお好みですかねぇ。

所長:まっ、このー、まっ、そこは専門家のご意見を、ということで、PRさん、誰がいいですかねぇ?

PR:これはどの層にアピールするか、という点によると思うのですが、若い層にアピールしたいのであれば、これはやはりNHKの朝ドラに出ていて、この近隣出身の女優さん、近藤アケミちゃんがいいのではないかと思います。そして、年上の層にアピールしたいのであれば、昔○○川を舞台にしたドラマ「四年五組 田中先生」で主人公の恋人役として、河川敷をよく歩いていた酒田ヨシコさんなんかもいいですね。今、ちょうど50才でふっくらしてきたところから主婦層の共感を得やすくなっています。

営業:あと、知的な女性ってことを言えば、負間洋代(ふま・ひろよ)さんが最近は著書も多く、テレビ出演もあっていいのではないでしょうか。彼女は「フマー」と呼ばれる女性ファンがたくさんついて、憧れられる存在です。そして、やはり論理的にものごとを分かりやすく説明してくれますから、説得力が違います。

ノンB:女性は2人にしませんか? やっぱり予算の都合もあるので。

所長:大体会議ってどのくらいギャラ出せばいいの?

営業:座長は名前をお借りし、まとめを発信していただく、ということで、1回15万円くらいですかねぇ。ほかは1回10万円。ただし、タレントさんは成果発表会の時だけ来ていただいて70〜100万円くらいじゃないでしょうか。タレントさんはわざわざ会議に出ても特になにを言うわけでもないですし、どちらにせよ、こちらが言いたい原稿を読んでもらうだけですからね、ガハハ。

ノンA:光ファイバーメーカーの人は無料でいいんじゃない? だって受注できるんだからさ。

一同:そうですな、ガハハ!

ノンB:じゃあ、女性は2人ってことにし、一人タレントさんにすると(電卓を出す)…1回の会議で55万円、半年で3回会議やるから165万円。で、あとは記者発表会もあるから。220万円だね。タレントさんに100万円払うとし、320万円ですね。

所長:う〜ん、300万円で仕切れないかね?

営業:頑張ってみます。

PR:
しかし、これだけ言いたいことを彼らに言わせて320万円ってのはまぁ、そんなに高いとも言えないと思いますよ。

ノンA:はい、じゃあ、お金の話は代理店さんに任せるとし、女性は誰がいいかって話に戻りましょう。近藤さん、酒井さん、負間さん、3人の候補がいますが、どうですかねぇ?

所長:負間さんっていくつなの?

PR:43歳ですよ。

所長:だったら若い近藤さんと中年の負間さんでいいんじゃない?

営業:やはり、若いコがいると目の保養になりますからな、ガハハハハ!

一同:ガハハハハハ!

ノンA:というわけで、決まりましたな、じゃあ、代理店さん、アプローチを開始しておいてくださいね。




まぁ、もちろんこれは相当デフォルメして書いてはいるものの、実態はこんな感じではある。「広告塔」は「各分野の専門家」と「タレント」になるが、彼らは基本的には「川に光ファイバーを敷く」ことを普段から何も考えていない人だらけである。だから、特に素晴らしい意見を持っているわけではないが、運営主体からすれば、「他人に言わせる」ことが重要なのだから、知見はハッキリ言ってどうでもいい。

あくまでも、運営主体が望む形の発言をしてくれればそれでいいのだ。「カネ払ってるでしょ?」の一言で済むのである。そして、実際の会議では建設省・メーカーが作ったアジェンダを元に粛々と時間が過ぎ、その場で一人一人意見を求める。

「河川敷にライブカメラを設置し、水位を見ることができます!」などと言い、「負間さん、どう思いますか?」と聞かれたら「いいことじゃないですか。住民にとっては安心感が生まれますよね」としか普通は言わないだろう。

かくして議事録には

【ライブカメラ設置について】

負間:「いいことじゃないですか。住民にとっては安心感が生まれますよね」


と正式に書かれ、光ファイバー設置を負間さんが推進したかのようになるのである。


これってけっこうおいしいバイトなのである

通常この手の有識者会議は、何か後で不祥事が発生した場合は「私は与えられた情報だけを元に判断していた。もし、もっと情報を与えられていたらこの会議に出席することはなかった」と言うものである。

さらには「騙された私も被害者です!」とまで開き直る人もいる。


ただね、1時間会議出れば15万円とか10万円もらえるってのは、貧乏学者とかNPO団体の理事とかからすれば「おいしい」ことなのよ。この額はタレントにとっては「安すぎる」ってことになるけど、普通そこは「それなりに」ギャラは事務所の要求を考慮し、支払うよ。

まぁ、結論づけちゃうけど、「その活動に共感しました! やらさせていただきます!」ってことではなく「1時間ほど拘束されて、ちょちょっとテキトーなことか台本通りのこといえばお金もらえるんでしょ? だったらいいかな」程度の気持ちで参加している人も多いよ。


まぁ、原発と光ファイバーを同じに論じてんじゃねぇよ、エッ! という声もあるかもしれないけど、あくまでもここは「広告概論1:広告塔の決まり方 架空ケーススタディ」ってことで勘弁してね、ガハハハ。


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