さぁ、世界は才能と可能性に満ちた人々にあふれている! そんな素晴らしい人々が活躍し、皆で助け合って新しい何かを生み出そうではないか! 第二のジョブズ、ザッカーバーグはあなたの身の回りにいるかもしれないぞ! ネットでは誰かの誹謗中傷をするのではなく、良いものをほめる世界を作っていきたい。
ネットではこんなことを書いておけば「同意します」「まったくその通りです」なんてことを書いてもらえるわけですよ。というわけなので、上記にまったく同意しない性格の悪いあなたも、仮面をかぶって「良い人」を演じてください。そうすれば「同意します」なんて言われますよ。
そこで、今回は「ネット上で『良い人』『寛容な人』と思ってもらえる文章テク」について。以下の基本姿勢をまずは持ちましょう。
①若者のことは何があってもホメる
②社会的弱者のことは何があってもホメる
③ネットのことは何があってもホメる
④若者・弱者を叩く人に対しては残念がる
⑤既存の制度や慣習、古い体質の大企業のことは何があっても疑問を呈す
⑥ベンチャー精神は何があってもホメる
※「叩く」「批判する」のではなく、あくまでも「残念がる」「疑問を呈す」レベルの穏やかさにすることがポイント
これだけでいいのです! 実に簡単です! まぁ、こんな感じのツイートでもしとけばいいでしょう。約140文字にしといたので、お前ら、使ってもいいからな。
①若者のことは何があってもホメる
最近の若者はすごい。SNSを駆使して自分が会いたいと思う人に躊躇することなく連絡を取り、実際に会い、そこで気の合った人と新しいプロジェクトを開始する。その勇気と行動力には本当に脱帽する。それを考えるといかに私が学生だった頃、怠惰な生活をしていたのだと恥ずかしくなるな(笑)
②社会的弱者のことは何があってもホメる
同性愛者の結婚式。これは素敵。こういったサービスがもっと広がり、これが当たり前の社会になったらいいなと感じる。人間は多種多様。ありとあらゆる価値観が受け入れられる社会の方が幸せに決まってるじゃないか。誰もが幸せに、そしてその趣味嗜好が尊重される世の中をつくるために僕も頑張る。
③ネットのことは何があってもホメる
これは素晴らしいサービス。このアプリを使えば、様々なイノベーションが学生レベル、子育て中のママでも作れるような気がする。インターネットのサービスのスピードの速さは、誰もが幸せになれる可能性を秘めている。そしてネットは家柄、性別など関係なく、誰に対しても平等。これが素晴らしい。
④若者・弱者を叩く人に対しては残念がる
電車内のベビーカー論争。本当に残念過ぎる。なんで、そもそも議論になんてなるんだろうか。だって、叩いている人だって昔はみんな赤ちゃんだったんだよ。ちょっとした想像力の欠如がこんな不幸な議論を呼ぶ。赤ちゃんは泣くのが仕事。そんな寛容性をみんなが持てば皆笑って過ごせるのにね。
⑤既存の制度や慣習、古い体質の大企業のことは何があっても疑問を呈す
学歴によって就職活動が有利になるかどうかというのはもはやナンセンス。学歴なんて、一人の人間のほんの一部分でしかない。ペーパーテストの出来と、仕事が出来るか否かは別問題。すでに大企業の採用システムは制度疲労を起こしている。面接官はもっと時間をかけて「人間」を見てあげようよ。
⑥ベンチャー精神は何があってもホメる
この人のチャレンジは何としても応援したい。こういうベンチャー精神あふれる人がついに日本にも出てきたか。僕がシリコンバレーにいた時に出会ったクリエイティブな若者はこんな感じの人が多かった。うん、この人の可能性にワクワクしてきた。寄付とか受け付けてくれるのかな? うん、楽しみ。
で、使うべき単語は以下の通り。1ツイートに1つは入れときましょう。
・すごい
・これは期待
・素敵だね
・イノベーション
・可能性を感じる
・わくわくする
・より良い社会
・人に優しく
・挑戦/チャレンジ
・応援したい
是非ともこれらのテクニックを駆使して、ネット上で人気者になってください! 今日はあなたが「あの人はいい人」と言われるための第一歩だゾ!
で、①~⑥を実践するにあたり、参考になるのが以下のtogetterだ! 是非とも見てくれ!
「何でちきりんって奴はカンニング犯擁護してんだ?」中川淳一郎がネット擁護論者を斬る-togetter
それにしてもこのtogetterに登場する中川淳一郎という人は非寛容な方ですね。本当にどうしようもない。
しかも、こんな本まで書いて、本当にかんしゃくがおきますね。
『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』