コンキチ読書日記

読んだ本の感想や最近見た映画など
趣味に限定した日記にしようと思います。

時の娘

2005年11月02日 11時05分31秒 | 読書
The Daughter of Time

著 ジョセフィン・テイ(Josephine Tey)
訳 小泉喜美子

強盗犯人追跡中にマンホールに落ちるというみっともない事故で
入院生活を送ることになったスコットランド・ヤードのグラント警部。
毎日口うるさい看護婦の監視にうんざりし、暇つぶしに本を読むの
にも飽きてきていた彼は、ある日手にした一幅の肖像画を見て
疑問を抱く薔薇戦争の際、王位を奪うためにいたいけな王子を殺害
し残虐非道の限りを尽くしたとして歴史に名を残す、リチャード三世。
だがその肖像画に描かれたリチャード三世は、どこか遠くを見つめ
人の心を引きつける表情をしていた。これはあまりに良心的すぎた
人間の顔だ果たして、悪の代名詞とさえなったリチャード三世は
本当に悪虐な暴君だったのか?彼の素顔に興味を持った警部は
文献のみを手がかりに歴史の真相を推理してゆく。

歴史上の人物「ヘンリー3世」の真実を推理するという
奇想天外なストーリーと歴史物として読んでも楽しめる一冊
になっていました、あっという間に読めちゃうミステリーです。

いつかパラソルの下で

2005年11月02日 10時55分12秒 | 読書

著 森 絵都

異常なほど厳格だった父親の死をきっかけに
出てきた女性問題、バラバラになりかけた家族を再生
というところがテーマかなー、少し背伸びしすぎた感が
ありました、少女小説の第一人者の彼女がこんな小説
書く必要があるのか、少し疑問です。
彼女の小説が好きなことのに変わりはないけど・・・

原寸美術館

2005年11月02日 10時49分08秒 | 読書
原寸美術館 画家の手もとに迫る

著 結城 昌子


西洋名画33作品の見どころを原寸大で掲載
ものすごい迫力で迫ってきます。
ルネサンスのボッティチェリ『春(プリマヴェーラ)』
レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』
ワイエス『クリスティーナの世界』
モナリサ実物見たときひび割れがひどいなーと
感じたのだけどかなり修復されていることに
驚きました、美術館も大変なんだなー

坂の上の雲2

2005年11月02日 10時43分36秒 | 読書

これから身体の弱い子規が従軍するところだ。
戦争ものの本はあまり読んだことがないので
なかなか進まないけど、読み応えがあるので
きちんと理解してからじゃないといけないと思い
何度も同じところを読んでいるので一巻読むのに
10日もかかったよ、これじゃーいつになったら
終わるのかなー?

アンネ・フランク

2005年10月27日 10時24分49秒 | 読書
絵本アンネ・フランク

ジョゼフィーン・プール文
アンジェラ・バレット絵
片岡しのぶ訳

原題"Anne Frank"

辛く悲しいお話です誰もが知っているけど
きちんと読んだことがある人ってあんまり
いないんじゃないかなー、ダークな色合いと
悲しげなアンネの表情がよりいっそう暗く
厳しい現実をリアルに表現されている力作

アンネの日記は反戦というものを書いているのではなく
同じ人間が忌み嫌い、憎しみあうことの醜さを教えてくれます

シャカ

2005年10月13日 09時07分28秒 | 読書

シャカ

著・画 油野 誠一

 

ゾウの画が気に入って借りました

恥ずかしながらシャカと仏陀が同一人物だと知りませんでした。

厳密に言えば仏陀は悟りをひらいた人という意味です、挿絵は

シャカを身ごもった夢を見た場面で六つの牙を持つ白いゾウが

空から降りてきておきさきの身体に入るものでこの夢は赤ちゃんが

出来たことを知らせる夢だということです。

 


脱ゴーマニズム宣言

2005年10月07日 09時35分17秒 | 読書

 

小林よしのりの「慰安婦」問題

著 上杉 聡

三光作戦、七三一部隊、南京大虐殺、従軍慰安婦

彼らが大好きな言葉だ、もっと史料に基づくきちんとした

反証かと思いましたが反論にさえなっていません。

単なる誹謗中傷でこれを本にした東方出版という出版社も

常軌を逸したと言うほか無い、残念ながら相模原市の

図書館にはこの本が棚置されていました、この本は出版

停止をされたものですから少なくとも誰でも手にすることが

出来る場所において置くのは悪意さえ感じます、図書館は

ノーマルな思想で本を扱って欲しいですよね!

 


わしズム 夏季Vol.15

2005年09月28日 14時46分50秒 | 読書

 

「戦後60周年を0に戻す」など読み応え充分の最終巻

幻冬社から最後の発行になる、占守島の戦いの場面は

涙なくして読めない、ソ連からこの亡国を守った偉大なる

英霊の戦いに感謝しようではないか。


読書連読

2005年09月28日 14時34分01秒 | 読書

1リットルの涙  難病と戦い続ける少女亜也の日記

 

著 木藤 亜也

小脳が萎縮する難病になりながらも常に前向きに生きた少女亜也の

魂のこもった日記、難病を患った人たちや、長い闘病をされている人達の

かくれた名著です、コンキチも入院中読みました。映画化されているそうです。

 

世の中意外に科学的

 

著 櫻井 よしこ

櫻井よしこといえば今、政治歴史の日本のオピニオンリーダー

としてのほうが知名度が高いがインフルエンザやSARS、牛のBSEに

いたるまで明解で最後のノーベル賞の小柴さんとの対談も分りやすく

凡人のコンキチにも理解できる大人の娯楽本になっています。

 

わしズムVOL.14

 

特選街5月号

わしズムは小林よしのり責任で日本の対外政策に対する批判や

国益とは何かを万人に問う知的娯楽本です、コンキチは好きですが

お薦めできません。

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特選街は大好きな雑誌、おたくの心をぎゅっとつかんで離さない

たいへん勉強になる雑誌です、でも買ったことないんだどっちも


 

  


MEINE FUESSE SIND DER ROLLSTUHL

2005年09月28日 14時32分50秒 | 読書
わたしの足は車いす
MEINE FUESSE SIND DER ROLLSTUHL
 
 
 
 
フランツ=ヨーゼフ・ファイニク 作
Huainingg, Franz-Joseph
 
 
バルハウス・フェレーナ 絵
Ballhaus, Verena
 
 
 
妻が借りてきた絵本で薦められたので読みました
 
絵が可愛いのなんの、いっぺんに好きになっちゃいました
 
吹き出しを登場人物が持っているのもおもしろいし
 
主人公もさわやかで素敵です、作者のフランツさんは
 
自身も障害で車椅子の生活をされています車椅子より
 
「車いす」のほうがふつうの「いす」みたいでいいですね!
 
今度から「車いす」って書くようにしようっと・・・
 
太っていてでぶでぶと言われている少年と車いすの
 
少女の交流と事件の数々、楽しく美しいお話です。