映画「炎のゴブレット」先行上映、観て参りましたよ♪
上映時間、2時間38分。まったく長さを感じることはありませんでした。あっという間でした(笑)。とりあえずほとんどネタバレなしの感想を。(ネタバレについては、近日中に掲示板を用意するつもりです。)
まず、とにかくあの長い長い4巻のストーリーをよくこれだけコンパクトにまとめ上げたな、と感心しました。最低限必要な、クィディッチW杯、第1、第2、第3の課題とYuleBall、とりあえずちゃんと入っていましたから。多少、縮めるために原作と設定を変えてしまっている部分はあるのですが、それでもストーリーに極力無理のないように考えられていました。まぁね、超特急息継ぎなしの場面展開というのは仕方ないとして、がんばったな~と思います。脚本家さん、ごくろうさまでした(笑)
ただ贅沢を言えば、全部を盛り込もうとしたが故に各々のシーンが短くて、次のシーンに切り替わる部分が唐突で、「えっ、おぃおぃ、そこに飛ぶか?!」と突っ込みたくなったこと数回(笑)。特に前半は、本編を観ているにもかかわらず、まだ予告編を観ているのでは?という錯覚に陥ったり・・・でも、考えようによっては、助長な説明はない方がスッキリするのかもしれませんね。
映像としての効果は、なかなか面白かったと思います。スピードを表現する部分や魔法独特の特殊効果など、当たり前と言えば当たり前ですが、とても楽しめました。ちょっと懲りすぎて力入りすぎじゃない?と思える部分もあるのですが、それはご愛敬かな(笑)。
それと監督のセンスなのか、脚本家の配慮なのか、あちらこちらに思わず吹き出したくなるような台詞や演出がちりばめられていて、いい感じでした。客席からも何度となく笑い声が上がっていました(笑)
全体的に、後半になるにしたがって原作に対する描き方が丁寧になった(カット部分が減った)感じがします。特に今後(5巻以降)のストーリーに大きく関係する部分(例のあの部分ね)はしっかりと描かれていて、「あのシーン」を映像としてたっぷり観られたことに私は満足でした(ちょっと怖かったですけどね)。でもねぇ~終わり方は思いっきりデカデカと
「TO BE CONTINUED. つ・づ・く」
を掲げられた気がして。。。早くも5巻が待ち遠しいですね(笑)
今回私は、原作を読んでいない人と一緒に行ったのですが、その人曰く、ストーリーは一応理解できて、映画として観て面白く感じた、ということでした。もちろん細かいところでは「あそこはどういうつながり?あの人誰?」という部分もあるようですが、それが原因で全体が消化不良になってしまうということはなかったようです。
総合的に判断して、少々冒険しすぎて賛否両論飛び交った3巻に比べると、原作ファンにとっても(原作を読んでいない)映画ファンにとっても、無難な仕上がり、というところでしょうか。もちろん内容はダークで怖いけれど、ハリーポッターという作品を愛する者としては、安心して観られる作品だと思います。
あっそうそう、それから今回、音楽が Patrick Doyle 氏になりましたけど、全然違和感なかったです。ちょっと大人っぽい雰囲気だったかな・・・
| Trackback ( 0 )
|