気持ちの断捨離かな

本日は母の定期通院付添い。９時の予約だけど、すでに２時間待ち。


そう言えば、去年の今頃、暑さで母が体調を崩してから、バタバタといろんな事が起り、いろいろな決着がついたんだよね。
その歳たるものは実家マンションの売却だったかなぁ。まぁ、大きな断捨離ってことかな。
たった１年の間としては大きな変化だったような気がするけどね。

私もこの夏、小さな断捨離をしたんだ。
10年習ったピアノ教室をやめたのだ。
１曲も暗譜で弾ける曲もないまま、ショパンの子犬のワルツまで辿り着いたけど。ようやく自らの限界を受け入れる勇気がもてたって感じかな。
振り返ってみるとエリーゼのためにすら、ちゃんと弾いたことがないまま、背伸びして、背伸びして、ここまできちゃったんだよね。
ハノンもツェルニーとか基礎練習もぶっ飛ばして、憧れのショパン様だけを見つめてきたんだよね。
そんなの不遜過ぎて笑える。

でも、子どもの頃から大好きだったピアノの音は、ずーっと私の中でキラキラした大切なもの。背伸びをやめて、身の丈に合わせた曲を弾くようになってから、レッスンを受けていた時よりピアノを弾いている時間が長くなってる。そのうちピアノは埃まみれのインテリアになると思ってたから意外な結果かも。

以前、某サークルでご一緒させて頂いている先輩から「あなたはまだ若いから良いのよ。私たちは、老い先短いんだから、やりたいことをやらなくちゃいけないの」と一見ポジティブに思われる発言を聞いたとき、何となく感じた違和感。
前のめりな姿勢は、確かにエネルギー生むけど、断捨離の勇気は優しい発見を生むこともあるよなぁ…。
なんてぼんやり思ったりする。

それにしても、予約時間…どうなってんの？