ふるさと古民家たより

北信州の古民家から発信する四季のお便りです

古民家再生(7)

2019年08月22日 | 古民家


2005年、我が家の古民家再生工事の写真です。築230年の古民家を支えてきたのは、通期の良い80cmの床下の高さと床下の土に秘密があります。歴史的建造物の正倉院や神社仏閣は一様に床下が高く、通気により建物を湿気から守っています。また、我が家の床下は、土間も含め全て三和土(たたき)が打ってあります。三和土とは、敲き土(たたきつち)の略で、赤土などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って敲(たた)き固めた素材。もともとはセメントがなかった時代に、地面を固めるために使われていました。我が家の床下の三和土は、セメントよりも防水性があり、230年経った今でも機能しています。
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