ふるさと古民家たより

北信州の古民家から発信する四季のお便りです

古民家再生(8)

2019年08月29日 | 古民家


写真の材木は床下の基礎の部分に使われていたものです。ほぞ穴が多数開けられているのが確認できます。時代が新しい古民家ほど、このように使いまわし(リサイクル材)の使用が見られます。時代をさかのぼって、例えば江戸時代の古民家は、施主の自分の山から切り出した選りすぐったケヤキ、ヒノキ、松などをふんだんに使って建てられますが、例えば大正、昭和になると山にはあまり良い木は残っていません。一度解体されたリサイクル材は安価に手に入るので庶民の民家に多く使われています。
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