長崎県外海(そとめ)へ。

2024-03-23 15:52:09 | 日記
 3月23日土曜日、午後16時です。

 去る18日は、波佐見温泉から、外海(そとめ)へ脚を伸ばしました。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」指定地です。

 佐世保まわりで新西海橋を渡り、西彼杵半島を横断し、大瀬戸へ出ます。山中は、みかん山が広がっているのかな、と予想していましたが、恐ろしいほどの一面の藪でした。暮らすには厳しいところだったのでしょうか。海岸線は「長崎サンセットロード」と呼ばれていて、炭鉱の島、池島を遠望しながら南下します。

 外海の大野集落へ。集落は、角力灘への急傾斜地で、石積みの段々になっています。駐車場から徒歩でめぐります。
 明治26年に建てられたという大野教会堂。とその石積み。



 さらに南下して、出津(しつ)集落へ。
 外目歴史民俗資料館を見学して、散策見学です。明治時代にフランス人ド・ロ神父が住民のためにいろんな事業を起こした遺跡が残っています。
出津教会堂


 そして、こんかい、来たかった「遠藤周作文学館」へ。
 爺さんが、遠藤周作の作品を本当に読みだしたのは、30歳代の終わり。昭和58年にが78歳で逝去してからでした。母は、尋常小学校を出てから、紡績会社の女工とか、農業とか、その年代の漁村の貧しい庶民の当たり前の生活を送ったのですが、父が亡くなってからの晩年10年は、我が家で孫娘たちの面倒を見てくれました。その母が、病のため入退院を繰り返す中で、熱心に新聞の切り抜きを作っていました。朝日新聞に連載されていた『女の一生』でした。母は、むろんキリスト教徒であったわけではありませんが、主人公のキクの人生と、自分の一生を重ねていたこともあったのでしょう。

 文学館からの山桜と角力灘。


 道の駅夕陽ヶ丘そとめでお昼を食べて、式見かまぼこを買って帰りました。


 明日24日は、さが桜マラソンですが、爺さんは、すかっり戦意を無くしております。警報級の大雨の心配は消えたようですが、やはり走っているうちは雨ですね。6時間も雨に打たれていると、爺さんは風邪をひくのがオチですから気が乗りません。さて、どうしますかね。
では。



 

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