籠  太  鼓 

     ろ  う  だ  い  こ

『握手』投句九月分(掲載・十二月号)

2007年09月17日 02時18分15秒 | 俳談
更け過ぎて霧は巨人となりにけり

耕衣忌やなかなか開かぬ瓶の蓋

八月のあちら向きたる山ばかり

尻に敷くもまた敷かるるも生御魂

虫の夜や本を開く手支ふる手

鷹渡る朝礼台の上の空

横顔が秋の夕べの雲のやう



結局、出句したのは八月に詠んだ310句の中から選出しました。もっと自信作があるんですけど、それは握手大会に取っておくことにしよう。 

北海道では、帰熊後にまとめた句も含めて40句ほどができました。少ないんですが、これがわたくしとしては粒ぞろいだったと思うわけです。先月、310句を作ってみて、つくづく多作は俳句の醍醐味で自分にとっても素晴らしい経験ができたと満足したけど、ただの乱作に陥る危険性もあるな、……と、考えさせられるところがありまして。それこそ、岩をも貫くような一念を込めた俳句こそ、自分に向いていると実感させられました。





2007年度 北海道吟行 ~~死闘編~~ 

2007年09月03日 02時06分32秒 | 私語
北海道へ、三泊四日の吟行に参ります。毎年恒例なのですが、今年は何とも運が悪く、ほとんどの日程で雨が確定しております。(参照)

東京ボーイズではありませんが、雨が降ろうと風が吹こうと朗らかな気持ちでいなければ俳句なんて詠めやしません。

何しろ厄日といわれる二百十日の近くに行くわけですから、雨が降るのは当たり前のような気がします。まー、そういう時だからこそ、旅行代金が節約できるというのはありますが。(……)

近来まれにみる「死闘」(などと言って大げさにする)になるかと思いますが、こういうときは無理に多作せず、確実な一句を狙って気合を入れたいと思います。

頑張ります!!