こけしのここでちょっと一息

いつも時間に追われている毎日。ほんの少し立ち止まって周りを見たら、いろんなものを感じることが出来た私のひとり言です。

譜読み

2017-06-03 22:49:52 | Weblog
最近楽譜を読めない生徒が多いです。

小学校から音楽の時間などで、
音符を教える機会が少なくなってきたことも
原因と思いますが、音響機器の発達で
何でも聴いて、覚えることが多くなり
楽譜を読んで、音を弾いて自分で知らない曲を
解読していく?ことをしなくなったからでしょうか・・・

また、ピアノを習っていて、楽譜は読めるけれど
そこに書いてあるいろんな記号、音楽用語を
あまり理解せず、というか読み取ろう、知ろうとしない
生徒も増えてきました。

歌劇団で歌わせて頂く時は、必ず楽譜を頂いて
歌詞とその場面をわかったうえで、自分なりに
歌を作っていったものですが、あまりに与えられることに
慣れ過ぎると、自分で考えて、作っていくという
過程が薄くなってしまう気がします。

作詞作曲の先生が作られた時に、どんなイメージを
もたれたのか、理解したうえで少しでも近づけるように
楽譜のメロディはもちろん、伴奏のリズムなども
感じて歌っていけば、もう少し伝わるのに・・・

なんて、自分が現役の時は、全く出来ていなかったと
思います。

だからこそ、今、これから舞台を目指す人たちには
そうであってほしいと、今譜読みも厳しく
伝えています。

歌劇団にふさわしい技術を身につけていってほしいです。
コメント
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