ジジババのたわごと

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腐敗した安倍政権、嘘とはぐらかしと隠蔽が蔓延

2017年05月31日 | Weblog




国家戦略特区による新設する計画をめぐり、安倍首相の腹心の友が理事長を務める「加計学園」が認可されたのだが、経緯が不明朗で「加計学園ありきで進められた」疑いが極めて濃厚になった。

内閣府が「総理の意向だ」として文部科学省に設置認可を急がせたとする内部文書について、文科省の前川・前事務次官が「(文書は)確実に存在していた」と明言した。

そのうえで、「極めて薄弱な根拠のもとで規制緩和が行われ、赤信号を青だと考えろと言われ…」、「農水省から獣医の人材需要への明確な見通しが示されないまま特例を認めることになってしまった」、「行政がゆがめられた」と指摘した。

さらに和泉首相補佐官が、前川事務次官を複数回にわたり官邸に呼び、「総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う」などと「加計学園」の獣医学部新設を早く認めるよう求めるように迫ったことを前川氏は証言した。

政治主導が必ずしも不当とは限らない。問題はそれが正当で公正だったのか、安倍首相個人のひずんだ主導でなかったのか が問われている。

松野文科相は「文書の存在は確認できなかった」とした。そして、新たな疑惑が指摘されたが「改めて調査する必要はないと考えている」とした。
前川氏の発言に見解を求められても「辞職された方の発言なのでコメントする立場にない」突っぱねた。
首相も再調査を拒否した。

辞職したから・・・は理由にならない。自分たちの不正が疑われているのだ。ほかの外部の発言にもコメントしないと言うのか。

獣医学部の事業者を選定する過程では、内閣府の「当初案」に無かった新たな項目が追加されて、実質的に加計学園しか応募できない要件に変えられた経緯がある。

関係者の中で「文書は実在しない」と明確に否定したものはいない。
ひとり菅官房長官だけが「誰が書いたか分からない」と強弁を繰り返しているが・・・。

ほとんどの人が「文書は存在する」と思っている。それを外部から検証できないのをよいことに、知らぬ存ぜぬと逃げまわって、真相究明を阻止しようとしている。
やましいところがあるからだ。


もう一つの疑惑である「森友学園」への国有地売却をめぐっては、弁護士らで作る市民団体が、財務省が学園との面会記録などの文書を廃棄したのは公用文書等毀棄(きき)罪にあたるとして、佐川理財局長や当時の幹部ら7人を告発した。

近畿財務局が国有地売却で土地の評価を不動産鑑定士に頼んだ際に、ごみ撤去費8億1900万円とは別に、高層建築を理由にして地盤改良費約5億円も差し引くよう求めていた ことが新たにわかった。鑑定士は「低層なので、5億円は引けない」と要求を拒否したという。


安倍政権になってからの霞が関は、知られてはまずいものは、「記録は廃棄した」、「保存期間が過ぎた」、「当該文書は確認できない」とする隠匿病の感染が蔓延している。
公開した文書もほとんど全部黒塗り。疑惑解明の手がかりになる記録が闇に葬られようとしている。

佐川・財務省理財局長にいたっては、すぐにデタラメとわかるような人を食った答弁を平然と繰り返している。
なぜ、めちゃくちゃな答弁が最高機関である国会でまかり通るのか?
デタラメを公然と許す土壌がある、ということである。

官僚は安倍政権の防波堤を自任していることだろう。どんな破廉恥なことをしようとも、大目に見てもらえるどころか、手柄になるという確信があるのだろう。

今の野党には対抗する力が無い。野党がいないのと変わりない状況である。
民進党をはじめとする野党に工夫がないことを指摘する声もあるが、与党がやっていることをみると与党が立派とは言えまい。
数の力で押し切られてしまう。筋道を通せば打破できるというものでないから、野党が無力と結論付けることも当たらない。


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