満開の桜から雪の回廊へ

（２０１４．４．１４　磐梯吾妻スカイライン）

４月１４日、気持ち良く晴れて風もなく、絶好の自転車日和です。昨日は稲の種まき作業、きょうは朝から庭仕事の“ワイフ君”を連れて、午後２時をまわってしまったけれどドライブに行くことにしました。



目的地は４月になって開通した磐梯吾妻スカイライン。そのまえに通り道の蛇の鼻に立ち寄りました。昨日この前を通過したときにはあと少しの状態でしたが、きょうはすっかり満開になっていました。ただご覧のように、池の周りの桜は年老いているのか少々元気がありません。



それでも、花見の車は次々とやってきていました。



蛇の鼻御殿は以前に見たことが有るので、きょうのところはパス。



蛇の鼻御殿前の垂れ桜を眺めて先を急ぎます。



次に道草したのは、大玉村玉井の相応寺。ここの垂れ桜が満開だと聞いていたのです。



樹齢３５０年といわれるこの垂れ桜も、なかなか見事な咲きっぷりでした。



また、敷地内にはこんな桜も咲いていました。



この桜は何というのでしょう。その花付きはまことに見事なものでした。



枝振りも普通の桜とは違って、スラッとのびのびしているのです。



さて、いよいよ本日の目的地に近づきつつあります。雪の量がだんだんと多くなってきています。



白樺の類なのでしょう。青空に真っ白い枝だが突き刺さるようです。



あの山付近がこれから行くところ。高山というのでしょうか。



幕川温泉入り口付近からみた高山方面。



スカイラインに入り、だんだん標高が上がってきました。雄大な眺めです。



デジカメで写真を撮っている姿は何となく不自然でこっけいに見えてしまいます。それはファインダーを覘くという従来のスタイルが無くなって、カメラを少し離し気味にしてディスプレイを見るようになってしまったからだと思います。『脇をしめてカメラがぶれないようにしなさい』なんていわれたっけ・・・ハハハ



上の場所でズームアップ。幕川温泉です。



これから行く先の道路が見えます。



ここはスカイラインの好きな撮影ポイント。ヘアピンカーブが連なるところです。



“道路最高点１，６２２ｍ”地点の雪の壁。



午後４時１７分、浄土平に到着です。


（浄土平駐車場から蓬莱山方面を望む）



浄土平駐車場から見た一切経山です。白煙が見えます。



わたしはスカイラインのこの荒涼とした風景がたまらなく好きです。



この景色の中を突き抜ける自然破壊とも思える道路がまたいいです。と、ここまで撮影したところでデジカメが電池切れ。いつものことながら、予備の電池を持ってこなかったことが悔やまれます。



ところが、予備の特ダネ撮影用のデジカメが車のダッシュボードに入れてあったのです。



そのカメラを使って撮影は続きます。



天狗の庭方面の白樺林。



傾いた陽を浴びて白く輝いています。



福島方面へは抜けずに、コースを引き返すことにしました。



残雪の吾妻小富士。いいんだなあこれが。
「お客さん」
と声をかけられました。
「ゲートを閉める時間なので・・・」
ああ、もうそんな時間になってしまったのか。午後４時３０分、ここで本日のスカイラインはおしまいとなりました。わたしと“ワイフ君”を乗せた車は、後ろから道路維持管理のパトロールカーの監視を受けながら、夕方のスカイラインを土湯ゲートを目指して走っていくのでした・・・。