３月下旬のホソミオツネントンボ

撮影の為、持ち帰ったヤゴを棲家へリリースしに来たついでに、
曇天の低気温だったので越冬スタイルに違いないホソミオツネントンボの姿を探してみた。

オオアラセイトウ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ホソミオツネントンボが越冬する林に春を告げるオオアラセイトウが咲いていた。ツマキチョウの食草でも知られショカッサイやムラサキハナナと言った方が馴染み深いかも知れない。この時期の多摩方面に訪れると、まだ野草が少ない中、この紫色の花が目立ち、春の進み具合を知らせてくれる。

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
この時期は曇り空でも暖かい南風だと目線よりも高い場所に静止している場合が多いが、
早春の気温に逆戻りした為か目線よりも下で発見。

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
低木の芽吹きに掴まり越冬スタイルとは面白い場面。春だけれどまた寒さがぶり返した日と言う季節感のある画が撮れた。また、前回の観察時からあまり大きな移動はしていない様子に伺えた。まだオスの発見が叶っていないので丹念にオスを捜索。すると...

ホソミオツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

もう少し近寄って...

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
薄っすらとブルーのボディーに変色していた。
今週末は気温が高くなりそうなので水色に成熟した姿で水辺に出現してくれるかも知れない。

撮影日：３月２４日