オツネン日和

気温の上昇に期待して新緑が出始めた水辺で活動を開始するオツネントンボの観察に訪れた。

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ニホンアカガエルの卵塊

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED+K＆F NANO-X True Color CPL
前回、何もなかった水溜りには例年通りニホンアカガエルの卵塊あり。
オツネントンボの姿を探すがまだ気配すらない。気温の上昇を待ちながら捜索。すると...

オツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
飛翔して来る気配も感じられなく何時も突然いる。よく見ると中脚が欠損していた。

オツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
他の越冬トンボとは異なり成熟しても殆ど体色は変わらないが複眼の一部に美しいブルーを見せてくれる。また、枯れた抽水植物の色に擬態している様子も素晴らしい。成熟して水辺に縄張りを見せるオスは非常に敏感で近寄るのに一苦労。この時はオツネントンボが風に煽られている最中にそっと忍び寄る作戦が通用した。

オツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
交尾や産卵にも期待していたけれど何故か活性が上がらず。またメスを見かける事なく時間の経過とともにオスは姿を眩まし終了。この先の天候を見てもいまいちオツネン日和にはとどかない気がするが、果たしてどうだろうか...

撮影日：３月１６日