東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

三種のサナエトンボ

2024年05月08日 | トンボ
黄色と黒色のトンボと言えば一般的なのがオニヤンマ。

ホンサナエ ♂(縄張り占有)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
しかし、河川に多く生息するサナエトンボ科の殆どが黄色と黒色の縞模様なので、
サナエトンボを知らない人が見た場合、オニヤンマと勘違いする事が多いのも事実。

ダビドサナエ ♂(カメラ目線)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
でも、オニヤンマって夏だったような?こんなに小さかった?
と思う人は10人中どれくらいの割合だろうか。

ダビドサナエ(交尾)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
今シーズンはダビドサナエの羽化の確認が出来なかったにも関わらず、
水辺には例年通り普通。見つからない様に隠れてコッソリ羽化していたらしい。

ダビドサナエ(産卵、でも卵写らず...)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
何故、サナエトンボは黄色と黒色の種類が多いのか?

ヤマサナエ ♀(日光浴)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
自分なりに考えてみたところ、春から夏にかけて繁殖期を迎える野鳥が、ヒナに与えるエサを多く必要とする時期と、各種のサナエトンボの活動期が重なる事から、捕食を避けるために警戒色である事を強調する黄色と黒色の体色を与えられたと考えられる。それにしても黄色と黒色が多すぎる気がする...

ナミアゲハ(河原で吸水中)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
サナエトンボに限らずチョウやハチ等、黄色と黒色、警戒色の昆虫は多い。
いつか黄色と黒色の体色を持つ種類のトンボ特集を記事にしよう。

撮影日:4月29日


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