田舎の用水路

お盆休みの日中は、汗だくになりながらも、新たなトンボの生息場所を求めて、ポイントの開拓を楽しんだ。
そんな最中、一軒家が建ち並ぶ閑静な住宅地を通りかかった時、車窓から田んぼが見えた。
車を止めてトンボの姿が無いか探索を試みると、そこには...

ミヤマアカネ ♀

まさかの住宅地にミヤマアカネが！
夏空と戸建てが立ち並ぶ背景でミヤマアカネの撮影が叶うとは思いもよらず、嬉しい一枚となった。
しかも、そこそこの個体数が草地に休止する姿が見られたので、発生元は用水路のハズと読み、
環境が観たく周辺部を歩き用水路を探した。

用水路の環境

見た瞬間、思わず、お～素晴らしい！と声を出してしまうほど、東京都とは思えない景観がここにあった。
コンクリートで固められた用水路ではなく、子供の頃に母親の実家で見た、田舎の水路がそのままここに残っていた。
早くも若いペアの連結産卵が見られ期待が高鳴った。

しかし、気になるのは、田んぼに水を供給しない時期でも止められずに流水があるのかと言う事と、
実際にこの用水路でミヤマアカネの羽化の確認ができるのかが知りたい。
この先もこの用水路のチェックは欠かさずに観察していきたい。

全てD810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

撮影日：8月12日

撮影地：東京都多摩西部