koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

6/17 関数電卓の修理

2015-07-01 | 家電
(※宇部おもちゃ病院では、おもちゃ以外:家電等の修理は、基本的には受け付けておりません。)
会社の後輩から頼まれて、Casioの関数電卓の修理をしました。

相当使い込んでます。キーの字が半分ぐらい消えてます。
「0」の効きが悪くなって、押してもスカが多い、との事。
いつもの導電ゴムSWにアルミ箔貼り付けで直るはずで、「余裕!10分で直る!」と豪語して持って帰ったのですが、苦労しました…。

基板側清掃・ゴム側アルミ箔貼り付けして組み戻したものの、あいかわらず動作いまいち…。
基板見ると、表面(反キー側)は当然プリント基板なのですが、キー側はどうやら銅箔ではなく、導電性塗料でSWマトリックスを書いてる様子で、「0」のところのパターンが、酷使で半分ぐらい消えてます。
消えた上にアルミ箔乗せて貼り付けてみたりしたのですが、やはりいまいち…。
「こりゃ~、直らん」と、一旦諦めようかと思ったのですが、次の日、後輩休みで、もう1日猶予があったので、「いや、直せんはずがない!」と、よくよく考えて、作戦変更。

マトリックスが、表側のどこに繋がってるか確認して、表側からビニール線を2本出してキー側に回して、ちょうど「0」キーの位置に、両面テープでアルミ箔を貼り付けて、SWを再生。(表基板パターンには、テスト用?のランドがマトリックスの各接点にあったので、そこにハンダ付けして、線を出しました。)
これで、ちゃんと確実に「0」キーも動作するようになりました。

元値1,500円程度?との話なので、これだけ手間をかける価値があるか微妙ですが、「直せばまだ使える」という気持ちは大事。まだまだ大事に使って欲しいと思います。
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