別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン12 気まま感想7

2019-12-07 17:15:38 | シーズン12

第12話 レザボア・ハンターズ

邦題はタランティーノの「レザボア・ドッグズ」のもじり。内容もパロってるんだけど、原題では使ってない。
私この映画見てないんですがね。タラちゃんあまり好みじゃないの。クリプキがタランティーノおたくなんだよね(笑)

・しょっぱなケッチ。ムカつく(固定)
・ダイナーにてハンター会議。5時20分の夕食早いな。狩り前の腹ごしらえ。
・一番ガッツリがメアリー(ステーキ) 肉食女子。
・男子ワイワイトーク(二人は女の話、一人ネトオタ、一人ぼーっ)にマムのカツ。
・母の前でナンパ指南すんな長男。
・「ソーリー、マム」 かわゆい次男。
・「釣りをしてるだけの悪魔を殺せと?」 キャス、今回は的を得てる。
・夜釣りって45分で済むのか。
・サム、瓶でアタマ殴られて平気かよ…。超石頭伝説更新。
・だが、女悪魔が迫ってきてもやや乙女倒れで立ち上がらない。後ろから来る兄ちゃん見てるから。
・作戦か、毎度の弟クオリティか(どっちも)
・少しナーバスみたいと言うメアリーにキャス、「排尿か」 よくわかってるという表情。
・かつての人間体験でのトイレレッスンがそれほどトラウマかよ。
・釣りキチ悪魔、悪魔封じの弾もナイフもビクともせず。
・ディーンの顎に肘で一発くらわしたところはカッコええな。
・黄色い眼! メアリー硬直無理もなし。
・長い槍を背中から取り出してキャスを刺す! ゲーム的収納。
・緊急時にとりあえず車で体当たりするメアリー。よく長男がやる手である。
・ああ、ウォーリーってミックに勧誘されて跳ねのけたハンターだね。
・挙動不審のメアリー、悪魔邸で何かを盗み出す。
・キャスの傷は治らず、ひどい苦しみよう。
・「ボロ雑巾だ」「的確な表現だ」 兄とキャスとの、緊急時にもいつものやり取り( ;∀;)
・「全員死ぬぞ、愚か者」 クラウリー登場。
・メアリー、クラウリーと初対面。手を差し出すクラに、「触ったら殺す」
・ウィンチェスター兄弟の母である。
・釣りキチ親父は、地獄の王子ラミエル。ルシがリリスの後に生み出した悪魔とか。
・アトランティス前か。そんな前から小2を続けてるルシを想う。
・アザゼルとかアドバンはそのあとなのか? 表にしてくれゴッチャだ。
・アザゼルは蛍光イエローだったが、ラミエルはライトイエロー。
・青と緑は普通にいる西洋だから、次はパープルアイでも出してくれ。
・6年前、槍をプレゼントとして持ってきたのが、当時十字路の悪魔のクラウリー。
・地獄の王にというクラに、興味ないと突っぱねたラミエル。王座はクラウリーに。
・つまりは勝ち取ったものじゃなく、単に棚ボタやん(笑)
・ラミエルがキャスを刺したのは、ミカエルの槍。悪魔は一瞬で、天使はじわじわ腐りながら死ぬ。
・これを弟に使う気だったミカ、さすがにルシの兄貴だぜ。
・助けられないというクラに激怒の兄。しかしクラウリーはひそかにラミエルに交渉を持ちかける。
・数十メーター吹っ飛ばされ、サムのいた近くの壁をぶち破って撃沈。
・この場合、サム、セーフ!というべきか、耕運機(?)だかにぶつかった方が、サムよりマシだったぜクラというべきか。
・サミーは岩だし、弟に当たったらお兄ちゃんにさらにぶちのめされたよ(笑)
・兄弟、クラに近寄るが、助け起こす気はないvv
・苦しいキャスの遺言。「私の家族だ。愛してる」 おおお;;
・天使は泣かないはずだったけど、いいやもう。泣けよキャス( ;∀;)
・釣りラミご登場。聖なるオイルのサークルはぬくいそうです。余裕。
・盗まれたもののことでご立腹。この時、言わないメアリーはちょっとね…。
・やはり肉弾戦(笑) 確かにラミエル強いが、物々しく槍を取り出したわりに人間にやられたぜ。
・瀕死のキャスがキツ過ぎる…。絶望のウィンチェスター母子。しかしやっと起きたクラが槍を折って、治りました。今回良い奴。
・メアリーはケッチにすごむ。「脅しか?」「約束よ」 なんかの映画にあったよな。
・渡した盗品はあのコルト。ラミエルが箱を開いたときも、メアリーが取り出したときも光ってたけど、あれ単に効果?
・コルト光らんだろ。
・コルトが見つからずイラつくクラウリーに、檻からの不吉な声。
・知ってたぜ。


レザボア好きな人、見てる人にはパロディ部分がわかって面白いのかもしれない。構成的にはそこが見どころですよね。時系列を行ったり来たりするのも映画がそうなのかな。シャレてはいるが、ちょっとゴチャな気が。5人で歩くところは映画リスペクトでしょうね。
たぶんメアリーに非難が来るストーリー。でも私はマムの味方なのでフォローしますぜ。あとでね。

それよりまず、なんでメアリーと兄弟に行かせたかってことだよ。キャスとウォーリーはとばっちりで付き合わされんだが。
バンパイアの群れを幾つも退治したとか、UKの情報とツールの優秀さをメアリーが言ってたけど、そんなら彼女とケッチでコルト取りに行きゃいいじゃない。45分で簡単に盗めたよ。
つまりはやはり、事前にコルトを所有してるのが高位の悪魔と知っていて、楽に盗めても後でこっちを追われたら困るからメアリーを行かせ、曲りなりにでも悪魔なので、息子たちに協力を要請しろと伝えた? ウォーリーが引きずり込まれたのは完全にメアリーの息子たちへのごまかしだったわけだけど。
でもラミエルに全員殺されてしまう危険もあったわけで、UKとしてはそれでもかまわないんだろうが、コルトも持ってきてもらえんぞ。仮にメアリーだけ生き残ったとしても、兄弟とキャスを殺せる相手がメアリーだけ取り残すわけないし、追ってくるよね。第一もうメアリー、ケッチに銃渡さない。怒りまくって。

結局、運よくコルトが手に入れば儲けもので、たとえ行った全員死んでも痛痒はないということなのか。そうでも別に驚きやしないが。
殺人に特化してるケッチはUK女トニやミックからも敬遠されてる。
彼は死刑執行人の代名詞と言われた、イギリスのジャック・ケッチから名をつけたらしい。

メアリーも、息子たちにまだUKとつるんでることを知られたくないのに、二人に協力を頼むのは確かに愚かだよね。あとラミエルが息子たちを殺すと言ってる際に、返さないところもどうかと思うよ。
ただ毎度言ってるが、彼女はまだ30代に行くか行かないかの経験値しかなく、しかも凄腕のハンターではあっても、元はハンター家族の箱入り娘なんだよ。あのコンバット親父が目を光らせてた元で育ち、駆け落ちしてからはジョンに隠れて狩り残しの怪物を退治したくらい。ずる賢いUK賢人たちに、だまされまいと思っていても騙される条件は整ってる。

そしてウィンチェスター家の隠し事はお家芸。散々兄弟にやらせつくしたから、今度はママにやらせてるだけです。息子たちを普通の人生に(家族のため)、犠牲を出さずに怪物を退治したい(人助けのため)という動機も、過去に兄弟がやってきて、すべてをややこしくした。
聡いサミーが、「母さんは狩りを望んでないと思ってた」と言い、「望み通りに行くことなんてあった?」と返した。早く息子たちに安らぎを与え、自分も狩りをやめるために、今は狩りをする。UK賢人と結託もする。いつも間違った選択をするウインチェスター家の願いもまた、同じに純粋だ。

そんな困った一家に酷い目に合わされたウォーリーと、前回に引き続きのキャス…。なんかキャス、悲劇のヒロイン化してねえか。なのに兄弟だけでなく、メアリーにも「私の家族だ。愛してる」と告げて、気の毒すぎた(哀) ヘドロ吐くのはきつかったなあ。あの際は、「実は私のせいなの!」と告白したって、キャス助けられるわけじゃないのでメアリーがなすすべもないのはまあしょうがないんですよ。私がマムの代理でキャスファンに謝っとく(笑)

釣りキチ王子ことラミエルも、「全員殺されるぞ!」とのことでしたが、あっさりやられました。弱いじゃねえか! ミカエルの槍で兄弟もマムも刺せない。ウィンチェスター家の守護は強い。刺されたキャスはそれが適用されない(^^; 今回はサムちゃんが華麗に槍を刺しました。珍しいよね。ああいうシーンではたいてい兄貴がとどめを刺す。
彼も考えたらいい迷惑でしたなあ。釣りバカ日誌の余生を送れれば良かっただけなのに。
切断された牛とか処女の失踪は、あれ嘘だよね。人間に気づかれずに暮らしたかったんだから。
「妹のタゴンがルシファー・ジュニアにご執心」というキーワードを発するためだけに出たとも言える。あとここですでにアスモデウスの名前は出てたんだな(S13登場のお馬鹿)
ラミエルが飾ってた、釣った大物と映ってる写真、誰が撮った。ダゴンか。


はい、ラストはクラウリーです。めっちゃいい人になってましたが、むろん訳あり。
わかってましたよ。そんな簡単にルシが地獄の檻に戻されないって。
プリズンブレイクの回で兄弟を助ける手助けをしなかったのは、兄弟がしばらく動けない方が都合よかったから。どうせ出てくると信じてたのは本音だろうが。
でも今回、兄弟を助けてキャスも救ったのは。利用する以上の感情があることは明白だけど、それ以上に「怖いから」だと思う。
ルシファーに犬扱いされた復讐をしたい。けれどルシを檻に戻さないことで起こるかもしれない事態も、自分の中にルシファーと一人で対峙することへの恐怖心があることもわかってる。
仲間とは言えない。利用できるというのも本心。でも兄弟とキャスがいれば、味方にできなくても何かで救いが起きる。ルシファーの、「お前の仲間を殺してる。いずれはお前も殺しに来るとわかってるだろう」も。そんなのてめえに言われずともわかってますよ。

それでも、ヴィンス・ルシへの時間稼ぎをしたときに兄貴が礼を言ってくれたように、兄弟に本気で味方した時や、世界の破滅の際には、ウィンチェスター兄弟とカスティエルは自分も仲間にしてくれるし、頼りになる。兄貴が罵詈雑言を吐こうが、サムが徹底的に塩対応しようが(笑) キャスがうんざりしようが。同類であるはずの悪魔にはもう同族意識がないと思う。クラウリーの居場所は、彼らのすぐ側ではなく、すごく遠くもないところになってるんだよね。

ちょっと太ったシェパード氏(^^; 増減があるよね。シーズンごとに。今シーズンでの離脱が決定していた。メタな事情や理由は知りません。ルシファーの台頭なのか、単に新境地を求めてなのか、クラウリーはやり切ったと思ったのか。
それでも古馴染みの欠かせないメンバーだった彼。残り半分で、どうなっていくのかもS12の見どころです。

 

 


2 コメント

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Unknown (MIKE)
2019-12-11 19:53:23
山吹さん、こんばんは。
初めてメアリーにイラっとしたエピでした。サムに酷いことをした人達と組むかなぁと…
従来の狩りでは終わりが見えないので、別のやり方を選択するしかなかったのかなと山吹さんの感想を読んで思いました。
DVD特典で見たクリプキさんしか知りませんが、彼とタラちゃん音楽の趣味が合いそう♪
確か兄弟はソロとルークと言ってたのを思い出し、当時はなるほど~と思ったけど、今シーズンの弟はルークよりだいぶ大人な気がします。兄はちょいちょい大人気ないですけどねw
みな若気の至り (山吹)
2019-12-11 21:32:20
MIKEさん! またもありがとです!
メアリー批判は当時結構あったようです。通してシーズン見ると受け取れるものもあるんだけどね。リアタイで各話を見てると非難されるだろうなあ(^^;
メアリーについては、次回の感想で書いてます。キーワード「実はまだ若い」がサマンサさんのルックスでは苦しいのがくるしい(笑)

私はスパナチュ信者のわりに、クリプキの好きなタラちゃんはあまり合わないという、なんでだ。イケズなところとか似てるよね(笑)
サムは大人になりましたね。たまに弟権利行使の際に大人気も何も吹っ飛ぶけど。サムへの心配がなく、母への感情を持て余す今シーズンの兄貴が大人気ないのは子供返りかも(笑)

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