優しさ研究所

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袋詰めにおける“優しさ”

2005年06月22日 | “優しさ”各論
今日は、コンビニのお話です。
コンビニ店員でも、プロ意識って大事だと思うんですよね。
新人の子に指導しているときも、「接客のプロを目指すように」と言うようにしています。

で、それは細かく考えると、声かけのプロであったり、お札数えのプロだったり、袋詰めのプロであったりするわけです。
そういうスキルを総合的に磨いていく意識をもって仕事をしていれば、おのずとプロになることはできると思っています。

今日はその中でも、袋詰めに注目してみようと思います。
仕事としてずっとやっているとしみじみ思うのですが、袋詰めも奥が深いです。


まず一番に考えないといけないことは、お客様のものになる商品なので、スナック菓子だったら中身が割れたり、軟らかい商品だったら潰れたり、本や雑誌だったら濡れたりしないように注意することですね。
他人の、それも商売上のお客様のものであるという意識が大事です

そのように商品に問題が発生することを店員が防ぐための方策が2つあります。

1つは、袋を分けること。
例えば、アイスと本を持ってきたらほぼ確実に別の袋にしますね。
あまり袋を分けすぎると、持ち運びにくくなるのでいやがるお客様もいますが、だいたいはこの方法を選んでおけば無難だと思われます。
分けるメリットとデメリット(持ちにくさ)が同じくらいだと思ったときは、お客様に判断を仰いだ方がいいかもしれないです。
購入した中にホットの缶コーヒーが1本だけ混じっているという状態ならば、手で持っていくというお客様もいますからね。

もう1つは、入れ方を工夫することです。
重心を考えて入れたり、配置を考えて入れることは、潰れの対策としては非常に有効です。
こちらの方が楽なので、慣れてくるとどうしてもこちらで済ませようとしてしまいがちですが、お客様によっては不安に思う人もいることは忘れてはいけないですね。
お客様が不安そうな顔で見ていたら、袋分け作戦に切り替えた方がいいと思います。


そして、お箸やスプーンを入れるときも、わかりやすい位置に入れるというのが大事ですね。
お弁当を温めたときなど、先に袋の底にお箸を入れてしまう店員がいますが、お弁当の下にお箸が入ってしまうのは、取り出しにくいしわかりにくいので、自分は絶対にやらないようにしています。
自分がレジ打ちをしていて、相方がお箸を底に入れてしまった場合も、「お箸は底の方に入っております」と伝えるようにしていますね。

そうやって添付したものを口に出して伝えるというのは、お客様を安心させる効果があると思います。
特に複数のものを添付した場合は、例えば「スプーン5つ入れておきましたので」などというように伝えて確認することで、後からトラブルになることを防げる可能性が大きいです。


とにかく、お客様が店を出たあとのことまで考えないと、良い袋詰めはできないと思います。
後からお客様が「この袋詰めすごい!」と感動してくれるような袋詰めを、目指したいですね。
レジ打ちに比べると袋詰めは地味な仕事に見えますが、心を込めてやればお客様の好感度を上げる大きなチャンスにもなるということです。
いい加減な袋詰めをしていたら、そのチャンスをみすみす逃がすばかりか、好感度が下がることにもなりかねませんよね。

今日は時間がないのであまり細かい話ができませんでしたが、またそのうち時間があれば重量バランス等の細かい話もするかもしれません。
まぁ今日伝えたいのは、袋詰めは単純じゃないってことです(笑)

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