黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

被災地支援コンサートVol.98    さいたま市  1月25日

2014-02-01 10:28:41 | 被災地支援
さいたま教育文化研究所の皆さんが主催してくださって被災地支援コンサートが行われました。会場はプラザウェストさくらホール。このホールどこの駅からもバスで2、30分はかかる、ずいぶん交通不便なところにあるホールなのですが、音響は素晴らしい。主催者の皆さんが「コカリナだったらなんとしてもこのホールで」と選んでくれたとか。おかげで、とても気持ちの良い響きの中でコンサートをさせていただきました。またそんな不便なところにもかかわらず、沢山のお客さんがご来場下さり、コンサートは盛り上がりました。そして、このコンサートには特別ゲストが。福島の原発事故でさいたま市の近く加須(かぞ)市に非難されたみなさんが「にこにこ合笑団」という合唱団を作って演奏活動をされており、その合唱団が登場してくれました。アンコールではもう一度舞台に登場「ふるさと」を大合唱。ステージも会場も涙に包まれました。
 以下は翌日の読売新聞の記事

双葉の被災者ら再会 歌声を披露
 もう一度集う日まで――。東日本大震災後、加須市の旧県立騎西高校に避難した経験がある福島県双葉町の被災者らが25日、さいたま市で行われたチャリティーコンサートで合唱を披露した。現在は別々の場所で暮らす被災者らの歌声に、約400人の観客がうっとりと聞き入った。(福益博子)
 旧県立騎西高に避難していた被災者が「合唱団」を結成したのは2012年1月。歌うことで少しでも笑顔になろうと、高齢者を中心に約20人が集まった。復興を願う内容の「よりそい人」や双葉町の景色の美しさを歌った「双葉町民の歌」などの曲を時間を見つけて練習した。ところが、昨年末には避難所が閉鎖され、転居などでメンバーはちりぢりに。合唱団としての活動は休眠状態となった。
 チャリティーコンサートで久々の再会を果たしたメンバーは約10人。コカリナ奏者の黒坂黒太郎さんらのはからいで合唱団が“再結成”された。さいたま市桜区のプラザウエストで行われた黒坂さんのコンサートで、別の合唱グループのメンバーと一緒に被災者らが「よりそい人」「双葉町民の歌」の2曲を披露した。
  双葉のひかり この街によみがえり 夢を抱いて もう一度集う日まで――
 「好きです福島」とプリントされたTシャツ姿のメンバーが約10分の合唱を終えると、来場者から大きな拍手と歓声が起こった。
 現在は加須市で一人暮らしをしている林日出子さん(82)は、「双葉の景色を思い出して涙が出そうだった」と語った。
 双葉に戻ろうと考えた時期もあったが、埼玉に永住することを決めた林さん。「久しぶりに皆さんと一緒に歌うことができて、本当にうれしい。双葉への思いは変わらないけれど、ここで新しい人生を歩んでいこうと思います」
(2014年1月26日 読売新聞)


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