KOBE STING CLUB

VISSELKOBEと山歩き、日常をゆる~く&チクッと書いていきます

神戸1-2大宮

2009-07-25 23:01:52 | VISSEL KOBE
1点が遠い、1点が遅い。
試合の入り方は非常によかった。いきなり相手陣内でのコーナーキックなど、速攻がさえてわくわく期待させるものでしたが、惜しいシュートがことごとく外れる。いわゆる決定力の不足というやつです。あの1点が入っていれば、というシーンが多すぎました。ボールの支配率が高くても点が入らなければどうにもなりません。大宮はきっちり守ってカウンターという、去年までのヴィッセルのような試合運びで、やられたという実感があまりない2点を献上。最後に嘉人選手の粘りのシュートで1点を返したものの遅すぎました。今日は下位チームがみんなもうひとつだったので15位は変わりませんでしたが、それだけに勝っておきたかった試合でした。

・先制をすればまったく違った試合運びができたと思います。決めるべきときに決めておくという、できそうでできない、しかし、できれば勝利にうんと近づく、堅守速攻のスタイルは帰ってきています。
・前半は速いプレスやボールへのチャレンジで大宮をほとんど押さえ込んでいたんですが、後半一瞬のすきを狙われました。それも2度も!
・久しぶりに生古賀誠史を見ることができてうれしかった。得点のにおいのするクロス、コーナーキックをどんどん見せてほしい。(なんで今まで出場機会がなかったんでしょうかねえ)
・最後は3トップにして、ゴールへの気持ちがあらわれた和田ヴィッセル。はじめから4-3-3もありかもしれませんね。そろそろ初勝利を見たい。いつまでも惜しい試合ばかりでも困る。お尻には十分火がついています。早く1ケタ順位に上がって安心させてください。
・ところで、来場ポイントってどうなっているんでしょうかねえ。今日、キャッチーのようなPITAPAカードへの切り替えの申し込みをして、聞いてみたんですが、「・・・」、というお答え。Jリーグのシステムが間に合わないそうなんですが、もう半年たっているのにねえ。

ツアー登山のありがたさと怖さ

2009-07-20 08:32:48 | ROKKO MOUNTAIN HIGH
大雪山系で痛ましい遭難事故が起きました。詳細がわかるにつれてツアー登山に特有の怖さが見えてきました。
ツアー登山には何度も参加しています。アルプスや八ヶ岳には比較的行きやすいんですが、神戸からなかなか行けない九州の山や、甲信越の山々、昔はバス路線があったのに廃止になって、ガイドブックをみてもマイカーかタクシー利用が前提になっている所などには、ツアー登山というのは本当にありがたい。
しかし、それも山域、ルートがよく考えられて、天候にまあまあ恵まれた時にいえることで、どちらかに問題があったときにはとたんに大変なことになってきます。

数年前の秋に、ある旅行社主催の甲武信岳登山ツアーに参加しました。甲武信岳は100名山で名前は通っているのに神戸からは行きにくい。山域もよく知らない。これ幸いと参加したんですが、バスには高齢者ばかり。まあ、普段からよく登っている足自慢の人も多そうで、まあそんなに問題はないだろうと(客が心配することでもありませんが)思っていました。
夜行のバスが現地について登りかける前に、添乗員がいきなり参加者をグループ分けして、その中のベテランそうな人に「グループのリーダーになってください。これからはグループで行動してください」と告げました。
「?」なにをすんねん、それ、と思ったのですが、まあ、とにかく登りだしました。山自体は千曲川の源流をさかのぼる楽しいルートで、特に問題なく山頂に立ったのですが、下山中に問題がおこりました。無理矢理分けられたグループの中の一人がつぶれてしまって歩けなくなりました。まあ、よくあることですが、バスの出発時間が決まっているので放っていくわけにもいかない。そしてガイドも添乗員も周りにいない。
「荷物を持ったげますから、ゆっくり行きましょう」といってもその人はかたくなに拒否する。しかし、ひったくるように荷物を取り上げて背中に自分のザックを背負い、おなか側にその人のザックをかけて、なだめながらゆっくり降りていきました。周りにサポートされながら何とか降りていき、もうすぐバスの駐車場というところで、その人は「荷物持ちますから返してください」って、「?」なんやこのおっさん最後だけええかっこしたいんかいな、と思いましたが、こんなところで喧嘩しても仕方がないので、荷物を返すと、その人はなにもなかったかのように歩き出しました。
あきれてものもいえませんでした。そしてバスの前では添乗員が仲間でへらへらしゃべりながら「おそかったな」みたいな顔をしていたので、非常に後味が悪いものになりました。

他のツアーでは少なくとも参加者の先頭とラストにガイドや添乗員がついて、つぶれそうな人には(もちろん他の参加者も協力しますが)うまく休憩をとったり状況判断をしながら、安全なところまでエスコートしていき、無事に登山をまとめていっていました。楽しく、予定コースを歩き通すことも重要ですが、無事故で帰ってくる方がもっと優先される必要があるため、プランニングする際にはその対策を事前によく検討しなければいけません。

もしも天候が悪くなり、完全にダウンしてしまっていたら、もしもその人の状態を誰も気づかず、そのまま行ってしまっていたら、もしも同じ所に帰るルートじゃなく、縦走形式だったとしたら、などと思うともっと悲惨なことになっていた可能性もありました。
ツアー登山は参加者のレベルがばらばらです。ガイドもその時初めてみる大勢の客を案内するので難しいとは思います。しかし、事前の想定や引き返すポイントやエスケープルートの設定など準備をきっちりしていれば事故の確率も低くなるし、起こってしまっても最悪の事態を避けることもできると思います。
ガイドや添乗員の側にも(旅行会社の指示やバスや電車・船・飛行機などの時間の関係での)スケジュールの厳守や、「せっかく来たから行きたい」という(もっと露骨な言い方になると思いますが)客の要求に押されて、無理をせざるを得ない傾向もあるのもわかりますが・・・

昔、職場の互助会(!)の登山の世話人として南アルプスの仙丈岳・甲斐駒ヶ岳へ行ったことがあります。北沢峠の小屋に着いてちょっと天気が悪い。雨がパラパラ来ている。
天気予報では雷雨の可能性もある。その日は甲斐駒への往復の予定だったんですが、世話人仲間のリーダーに「雨やから、まずいでしょ、小屋で沈殿したほうがええと思うけど」といったんですが、参加者のいわゆる上役(部長・課長クラスね)が「そんなもん、せっかくきたんやから行かんかい」という一言でそのときのリーダーは無理に出発を決行。
駒津峰付近で案の定、雨が降り出し、雷もゴロゴロし出しました。速攻で下山。無事に小屋に帰り着きましたが、そんなこともありました。それ以来世話人はパスしました。経験者の決定が横やりでひっくり返され決行させられ、ひどい場合はリーダーとして責任をとらされる。仕事でもかなわんことですが、すくなくとも山ではルール違反です。そんな力関係を山にももってくるような組織ではとても山のガイドはできません。

今後も(その旅行社はちょっと・・)ツアー登山は参加しようと思いますが、少なくともコースを選び(個人的にもまあ行けるけども、普通ならアクセスが悪く日数や費用がかかりすぎるとかいうようなところ)、行き先のルートを地図やガイドブックで事前に知るくらいの当然の努力は続けようと思います。

「剣岳 点の記」を見てきました。

2009-07-12 20:49:43 | Weblog
「剣岳 点の記」を見てきました。
原作は新田次郎、ずいぶん昔に読みました。
CGや空撮などに頼らず、長期間をかけ丁寧に撮影を行ったとのことで、自然に向き合った美しく厳しい映像が「ほんまもん」を感じさせました。
stingは剣岳には2度登っていますが、当時は装備も貧弱で(でも小島烏水はスベアの123Rをもってましたね)ザイルとはとてもいえないような「命綱」もやばく、登山靴さえない状況で、もちろん、固定された鎖やガイドブックもないわけで本当に大変だったと思います。
実際の室堂付近やアルプスの景色にしても、本当はいろいろな人工物があるのに一切見せないカメラワーク、夕焼けのシーンや、紅葉のシーンも、どけだけ待って撮ったのかと思うほどすばらしいものでした。
また、この映画には悪人は出ません(嫌なタイプの人物はでてきますが)。測量の柴崎芳太郎役の浅野忠信・小島烏水役の仲村トオルもすばらしかったが、なんといっても案内人の宇治長次郎役の香川照之、最高でした。
三宮のシネ・フェニックスに朝10時に行ったのですが(上映は10:30から)すでに順番は100番、それも高齢者でいっぱい。
おそるべし高齢者パワー。みんな登りたいでしょうねえ。富山県の山岳警備隊は戦々恐々としているそうです。

ところで、新田次郎原作の「孤高の人」は加藤文太郎が主人公で、小説の冒頭は高取山の高取神社から始まります。そこからまたホムスタがよく見えるんだ。話の半分は神戸や兵庫県が舞台です。小説によると、加藤文太郎は長田の自宅から三菱へ通う際、stingの家の前を通っていたみたいで非常に親近感を感じます。また、六甲全山縦走でも超人的な健脚で、和田岬から須磨へ歩き、そして宝塚まで全縦を歩いて、また和田岬まで歩いて帰ったそうで、とてもありえません。できればこれも映画化してほしいもんですが、・・・・無理ですよね。

かかってしまったvsふりかけた

2009-07-12 13:44:01 | VISSEL KOBE
同じ状況でも伝える側の意図によりまったく違った印象を与えることがあります。

日刊スポーツでは
「神戸大久保“水かけ論”でイエロー:神戸FW大久保嘉人(27)が、千葉戦で「珍イエロー」を受けた。前半38分、MF谷沢に対するプレーでファウルをとられた。それで試合が止まった時に給水したが、その時に水が、後方にいた主審にかかってしまい、「異議」と見なされ、イエローカードを提示された。大久保は理由が分からず主審に「何でイエローなん?」と詰め寄ったが、ボランチの宮本主将に説得され、引き下がった。」
スポーツ報知では
「大久保暴挙!審判に水振りかけた:エースの悪癖がまた顔を出した。前半38分。日本代表FW大久保は、自陣で千葉MF谷沢を倒してボールを奪うも、判定はファウル。納得できない大久保は、飲んでいた水を主審と谷沢に向かって振りかけた。すぐさま主審からイエローカードを出されたが、主将の元日本代表DF宮本になだめられながら抗議を繰り返した。」

ファール→給水→かかってしまった→イエロー→納得できない→抗議→ひきさがった

ファール→納得できない→給水→振りかけた→イエロー→抗議→くりかえした

記事の順序と表現の仕方で、全く正反対の印象になるこわい事例です。
しかし、この程度の低レベル記事も繰り返していけば悪い印象を植え付けることになります。 |||(-_-;)||||||

またヴィッセルの安達社長が「わざとならばイエローじゃなくてレッドだろう」と抗議したそうですが、カード自体は取り消されないものの、日刊スポーツの「神戸大久保“水かけ論”でイエロー」というのは見出しとしてはよくひねっていますね。

写真を見ればどちらが真に近いかはよくわかります。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20090712-517342.html

大久保選手だからなにを書いてもいいと思ったのか。
先入観以前にためにする記事といわざるをえません。スポーツ選手を故意におとしめて、こいつはこんな記事を書いてなにがうれしかったのか。 (`ε´)ぶー

ところで昨日の千葉戦。残念ながら引き分けでしたが、去年までのスタイルがもどって機能しはじめているみたいで、熟成していけばなんとかなりそうな気がしてきました。
今年は残留目標でいいです。一歩一歩順位を上げていってください。

神戸0-2FC東京

2009-07-04 23:01:29 | VISSEL KOBE
和田監督に代わっての初戦。といっても3日しか日がないなんてカイオも罪なことをする。
こんなことなら中断期間にやれよ、といいたくなります。
前半こそなんとか決定機を作らせないようにという感じが見えていましたが、後半おきまりの早い時間帯での失点。
たしかにFCはいいサッカーができていますね。熟成の差というか、去年のヴィッセルみたいに、よってたかって守り、
よってたかって攻める切り替えの速さが1枚も2枚も上でした。
榎本選手の飛び出し!がなかったとしても、勝てたかどうかは?でした。
また印象としては石川選手一人にやられたような気が。
でもすぐ次のゲームがきます。組織的な守備の精度をあげて、きりかえっ!

・後半はこの前のポゼッションサッカーみたいになってしまい、前線へのパスがほとんどつながらない。
 大久保選手も我那覇選手もこれでは生きない。
・今日の収穫はボッティ選手の復活と楠瀬選手の果敢な仕掛け。うまく生かしていきたい。
・戦術の練度の差と意識&運動量で相手が残念ながら上回っていました。
 でも去年までのサッカーができれば十分勝負できるはず。和田監督に早く初勝利を!

ザ・ニュースペーパーin新神戸をみてきました

2009-07-04 11:48:52 | Weblog
ザ・ニュースペーパー
一度ぜひみてみたかったのですが、初めて生でみることができました。
いやぁ、もう笑った、笑った。
おなじみの小泉元首相や麻生現首相、それにいろんな人々が登場し
レッドカードぎりぎりのギャグの連発で、いろんな意味でドキドキ
しました。テレビでも結構過激なところをみることがあったんですが
やっぱり生は違います。テレビではまずだせないネタがいっぱいで、
また、時事ネタに強いといっても、昨日のことまでネタにするライブ
感いっぱいで、生でみることを強く強くおすすめします。
(サッカーも一緒ですね)
支持率の低かった前政権がサプライズで投げ出し、「CHANGE」
しつつあるニュースペーパーの登場人物と、我がチーム。
どこかにているような気が(笑)