神戸RANDOM句会

シニアの俳句仲間の吟行・句会、俳句紀行、句集などを記録する。

2004=父から娘へ・潮 

2013-02-11 | 句集

父から娘へ=潮  




有馬富士鳶高舞へる三日かな     
部屋部屋に御慶を述べる老の苑    
初午や大黒天の油顔         
大桜峡の十戸を見守りぬ       
風生まる十二単の高さにも      
胎動は母なる証つくしんぼ      
陣痛の始まる知らせ朝桜       
暁の嬰児の声や春障子        
竿上げて鮎の香りを引き寄せぬ    
牡丹の色を尽くして崩れをり 

    
花嫁の父となる日や紅の花      
炎天の水ひとゆすり池の鯉      
父の日のプレゼント置き嫁ぎゐし   
夢にでも乳房吸ふらし昼寝の児    
灯を消せば風新たなる夜の秋 
出征の父語る母夜の秋  
秋暑し体内時計遅々として      
今朝の秋稲田の色の動き初め     
朗報に少しの不安今朝の秋
潦母を背負ひて墓参  

       
絶筆の父の葉書や花カンナ      
大陸の調べ露けき馬頭琴       
焦げめしも風情と見ゆる紅葉茶屋   
句碑の建つ闇の上なる今日の月    
日入りて冬波夜の音となる     
小春日や犬と揺らるるかずら橋    
冬囲して里の家煙立つ       
山眠る真一文字に星飛びて      
宿木の宙に遊べる雪解風       
嫁ぐこと打ち明けられし冬の夜






病得て豆腐ばかりや後の月
 
 一時は、八十㎏の体重が五十七㎏になってしまった。
この七月、余りに家族の者が心配するものだから、主治医に徹底的な検査を依頼した。
口やお尻からカメラを突っ込まれ、胃に軽い潰瘍が二箇所見つかった。おかげで篠山句会に参加できなかった。
しかしヘモグロビンA1Cとの葛藤は、生涯離れない。
 
山霧のどどと寄せ来る露天風呂
 
 温泉が好きなので、小旅行によく出かける。淡路方面には必ず岩屋
の“松帆の郷”へ。露天湯からの明石海峡大橋の眺めが気持良い。出石方面には但東町の“シルク温泉”。その名のとおり肌がつるつる。大山方面には西粟倉にある“黄金泉”。1km手前にある「あわくらんど」のドライブインで、竹輪を売っているおじさんに頼めば、入湯料の割引券が頂ける。

 母子手帳貰ふ娘や赤とんぼ

  ある雑誌に投句して特選にいただいた。今年の4月、無事男の子を出産。それ以来、デジカメで孫を撮っては一句添えてプリントする。祖父から孫へのメッセージになればと思いつつ・・・。(2004)

 

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