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フットボールの「輪」

2024-03-06 | フットボールの話。

関学、同志社、そして日大。
これだけのマイナースポーツでありながら、ここ数年でアメリカンフットボール部関係者(卒業生も含め)の不祥事が多発しました。今から新しいスポーツにチャレンジしようとする若者やその保護者にとって、わざわざこんなダーティーな印象のある競技を選ぶ理由が見当たりません。野球やサッカーみたいに国際的に普及しているわけでもないし、日本国内でもアメフト部のある高校を探す方が大変です。ピークの1990年代と比較すると、最盛期には5,000名程だった(それでも、たったそれだけ😅)高校生フットボーラーの数は、半減しているそうです。

これだけネガティブなイメージが広まり、そして家の近くにはフットボールができる学校もクラブもない。そもそも知らないし、ラグビーとの違いだってわからない。普及するわけがないのです。放置しておくと。

僅かな望みがあるのは、フラッグフットボールがオリンピック競技に採用された事でしょうか。少なからずフラッグ界では機運が高まっているようにも感じます。が、肝心のアメフト関係者が「我関せず」というスタンスであるようにも感じてしまいます。自分たちには関係ない話だ、と・・・。

そうじゃない。同じ楕円球を扱う仲間として、一緒にフットボールの輪を大きくしていく事が必要です。うちのチームが小学生フラッグというカテゴリーで大会を開催する時に、アメフト関係者やチームにも声をかけるのですが、みんな「え!?」と驚きます。何の関係があるの??と。同じフットボール仲間で、子供たちが楕円球に興味を持ってくれたのです。この子供たちが選ぶのがアメフトでもタッチでもフラッグでも、何でもいいと思うのです。もちろん他のスポーツや音楽とかダンスでもいいけれど。知るきっかけ、楽しむきっかけを作る事が、このスポーツに育ててもらった事へのささやかな恩返しだと考えています。

 


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