ここは、前橋市の中心部より少し北にはずれた、旧才川町(現在の若宮町)にある才川公園。この公園に、萩原朔太郎の詩碑があるという…
中学生時代から二十代の半ばまで、この辺りに住んでたンですが…まったく記憶に無い…(^_^;)調べてみたら、ヤッパリ!けっこう新しい公園だそうです。
朔太郎の「才川町」の詩碑。
詩のなかにも「北にむかえる場末の窓々」とありますが…この町の何となくうらぶれた雰囲気を、朔太郎は愛したのでしょう…
我が家は最初、前橋市の中心部近くにありましたが、父が事業に失敗して家も土地も失い、本当に着の身着のままで、この才川町にやって来ました。その日、母が「とうとう、こんな吹き溜まりへ来てしまった…」とつぶやいたのを、いまでも覚えています。
住んでみれば、とても温かい町で…受験生の頃は、食料品店のオバチャンが「ガンバリなよ!」と言って、パンをドッサリくれたり、豆腐屋のオジチャンがデッカク切った豆腐を鍋に入れてくれたり(*^^*)いまでも感謝してますm(__)m
そうそう!ここには繭の乾燥場があったンだっけ!(^_^)v
その昔は、うらぶれた町ではなく、生糸で大いに繁栄した時代があったと、詩碑の裏面に書かれています。
この町の懐かしい人々(///ω///)♪銭湯の番台に座っていたオバアチャン、理容店のキレイなオネエさん、太い腕でコロッケを揚げていた肉屋の大将…いまでもみんな、元気でいてくれるだろうか( ̄ー ̄)