二胡工房 光舜堂

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物語が始まる光舜松脂0ゼロ

2024-05-14 11:48:12 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
光舜松脂の0ゼロで弾くと、皆さんの頭の中に物語が始まるようです。
それは、北欧の暗い森の中のサーガかもしれません。インドの濃厚な空気の中で語られるマハーバーラタのようなはなしなのかもしれません。
ある時は暗闇の中に一つ浮かぶ泡が2つになり4つになり8つになりして無限に浮かび、それらがさらに一つにに合一する華厳経の世界かもしれません。
私の中では、宇宙に広がる銀河の星々が限りなく飛び交うように感じられます。

0ゼロを上塗りしてひと弾き。
皆さんの顔が瞬間に笑顔にかわります。
思わず弾きこんでいく方が多いです。

それは、市販の松脂の上に塗ってもです。
勿論、「1」や「2」の上に塗ればさらに笑顔が広がります。
この輝きは0ゼロのきめの細かさが生み出します。
0ゼロの粒子は細かいです・弾きこむとさらに粒子は細かくなり、弓が弦に吸い付きます。
そしてもちろん音が広がり、いわゆる遠鳴りが実現します。
それは弦を縦に振動させやすくなるからです。
油分のべたつきで横に弦を揺らさないからです。
弦が横揺れを起こすほどの引っ掛かりは弦は鳴らしますが、横揺れすることで裏板までを鳴らすような振動を邪魔してしまいます。
楽器を遠鳴りさせる弓使いというのは難しいですね!
音の立ち上がりが速く切れの良いというのは遠鳴りする弓使いを実現してくれるようです。
何とか0ゼロの良さをかんじてほしいと考えています。

光舜松脂製造販売所 西野和宏・ほぉ・ネオ

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