磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

鹿大物理サイエンスクラブ発表会

2017年04月19日 21時16分50秒 | 研究
今日の6時限目(17:50-19:20)、
鹿児島大学理学部理数特別プログラム物理科学科
サイエンスクラブ発表会がありました。

 私たちの研究室で、大学1年生(新2年生)と

2年生(新3年生)が昨年度の自主研究の成果発表をしました。

新3年生はサイエンスインカレに選出された成果を発表していました。
 彼女(新3年生)はYouTubeで見た、ガリウムがIphoneの筐体(アルミ製)を侵食、
ボロボロになるのに興味を持ち、1年間、放課後、
私の研究室で、アルミニウムに対するガリウムの侵食過程を、
光学顕微鏡、X線回折測定、電子線マイクロプローブアナライザーで分析、
研究をしました。


 アルミニウム中に拡散するガリウムの空間分布量を測定し、
彼女が考えた拡散過程(アレニウス型)モデルを発表、
時間とともにガリウムによるアルミの侵食が進まない理由や、
ガリウムがIphoneの筐体を侵食、
ボロボロになる物理的説明をしていました。
質疑応答もしっかりしていて、卒論発表会並みの内容でした。
私、彼女の1年間の成長を見て、とても感激しました。

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