「これでOK初級突破法 基礎編」(NHK出版:石倉昇)
初・中級者に評判の高い本。
布石・定石から中盤の構想、ヨセまで。
「少なくともWING10級になるのに必要なことは本書に全部詰まっている」
と断言してしまおう。
応用編まで読めば、完璧。
応用編は中盤戦略や高目定石、一間バサミ定石についてがメイン。
いろいろな本に手を出すより、本書と実戦、「ポケット詰碁200」「ポケット手筋200」を繰り返す方が即効性は高い。
天の邪鬼故、そのまま誉めるのも癪なので粗探しをしたのだが、中々見つからない。
「あまりにも教科書・参考書的で、読み物としての面白さに欠ける」
「あとで知識を再確認したい時に、それがどこにあるか見つけるのが難しい」
「似たような対象棋力(初級)の似たような表題(「これで十分」「合格法」など)の本が多い」
(他の本の評価はマチマチのようである)
などはあるが、文字通り「重箱の隅」という気がする。
知りたい知識の場所を探すのなら、良い機会だから
「もう一回読んでしまえ!」。
Fig.1-2の黒を見て、「私もこう打つ」と思う手があった人は、黙って本書を読むべし。
「こういった手を打つ人がいるはずがない」なんて思う人もいるかもしれないが、存在するのは前回の対局を御覧の通り。
相手の方は私より1ランク上の9級である。
Fig.3-4のツケやキリチガイにどう打ったらいいか、今ひとつわからない人も是非。
もちろん、もっとオーソドックスな形についても万全である。
購入したのは数多い私の棋書の中でも、最初の方。
役に立つと確信して購入したが、ホントの本当の初級者だった当初はさすがにちょっと難しく、
「もう少し上達してから」
と、思って長い事(といっても2年ぐらい)本棚に眠ったままだった。
数カ月前「そろそろ」と思って取り出したのだが、始めはちょっとガッカリした。
そこにいたる道程で、本書に書かれている事は
「既に他の本で学んでしまった」
と感じたから。
評判の本を、新鮮な驚きをもってじっくり堪能する機会が失われてしまったように思った。
しかし既知の知識の部分を我慢して読みすすめてみると、やはりそこは良書。
いろいろと「抜けていた」知識を補えて大変役に立った。
他の本で探しだして、苦労して身につけた知識が平明に解説されていた事も。
巻頭に「基礎知識を確認したい有段者にも」とあるが、その通りである。
よくもまぁ、アマの悩むところをこんなにピンポイント、かつコンパクトにまとめられるものだ。
「強くなりたかったら本書を読め」
「素人と玄人」の巻頭に書かれている言葉。
この惹句を本書にも贈りたい。
石倉先生は昨年のNHK講座も評判は上々だった。
最近、同じNHK出版からそれをまとめた本も出したようでもある。
「最高のレッスンプロ」
その評価の基盤となっているのが本書である。
初・中級者に評判の高い本。
布石・定石から中盤の構想、ヨセまで。
「少なくともWING10級になるのに必要なことは本書に全部詰まっている」
と断言してしまおう。
応用編まで読めば、完璧。
応用編は中盤戦略や高目定石、一間バサミ定石についてがメイン。
いろいろな本に手を出すより、本書と実戦、「ポケット詰碁200」「ポケット手筋200」を繰り返す方が即効性は高い。
天の邪鬼故、そのまま誉めるのも癪なので粗探しをしたのだが、中々見つからない。
「あまりにも教科書・参考書的で、読み物としての面白さに欠ける」
「あとで知識を再確認したい時に、それがどこにあるか見つけるのが難しい」
「似たような対象棋力(初級)の似たような表題(「これで十分」「合格法」など)の本が多い」
(他の本の評価はマチマチのようである)
などはあるが、文字通り「重箱の隅」という気がする。
知りたい知識の場所を探すのなら、良い機会だから
「もう一回読んでしまえ!」。
Fig.1-2の黒を見て、「私もこう打つ」と思う手があった人は、黙って本書を読むべし。
「こういった手を打つ人がいるはずがない」なんて思う人もいるかもしれないが、存在するのは前回の対局を御覧の通り。
相手の方は私より1ランク上の9級である。
Fig.3-4のツケやキリチガイにどう打ったらいいか、今ひとつわからない人も是非。
もちろん、もっとオーソドックスな形についても万全である。
購入したのは数多い私の棋書の中でも、最初の方。
役に立つと確信して購入したが、ホントの本当の初級者だった当初はさすがにちょっと難しく、
「もう少し上達してから」
と、思って長い事(といっても2年ぐらい)本棚に眠ったままだった。
数カ月前「そろそろ」と思って取り出したのだが、始めはちょっとガッカリした。
そこにいたる道程で、本書に書かれている事は
「既に他の本で学んでしまった」
と感じたから。
評判の本を、新鮮な驚きをもってじっくり堪能する機会が失われてしまったように思った。
しかし既知の知識の部分を我慢して読みすすめてみると、やはりそこは良書。
いろいろと「抜けていた」知識を補えて大変役に立った。
他の本で探しだして、苦労して身につけた知識が平明に解説されていた事も。
巻頭に「基礎知識を確認したい有段者にも」とあるが、その通りである。
よくもまぁ、アマの悩むところをこんなにピンポイント、かつコンパクトにまとめられるものだ。
「強くなりたかったら本書を読め」
「素人と玄人」の巻頭に書かれている言葉。
この惹句を本書にも贈りたい。
石倉先生は昨年のNHK講座も評判は上々だった。
最近、同じNHK出版からそれをまとめた本も出したようでもある。
「最高のレッスンプロ」
その評価の基盤となっているのが本書である。
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