城郭探訪

yamaziro

新城氏城     近江国(水口) 

2014年11月03日 | 丘陵城

お城のデータ

所在地:甲賀市水口町新城 map:http://yahoo.jp/cnFssE

現状;森林

築城者:新城越後守

築城期:室町時代

城主:新城越後守・三木叉右衛門

遺 構:土塁

目 標:新城

訪城日:2014.11.3

 お城の概要

甲賀郡志に、

東海道沿いの水口大字新城の中央の南方にあり。現今竹藪繁茂して境域詳ならず。嘉吉年間本郡の豦士三木叉右衛門の居邸阯なりと云ふ

現在、鉄塔の西側頂部に野洲川の方面を除く三方に土塁で囲み、曲郭10m×8mが残存、副曲郭は、西側に長方形30m×15mを確認できるが!

北側(旧東海道)は田畑が、城域内に茶畑痕(茶木)・土止め石垣(河原石)が残るが、植栽林(檜)で、下草少なく目視できる。

 

今郷好日会

水口町新城の永福寺の境内に子孫が建立した新庄兼重君記念碑(明治35年2月)があります。そこには新庄伊勢守宗重が康永年間(1342年~)に軍功を建て新庄と馬杉を領有し・・と記されていて新庄と名乗ったとされています。新庄家はその後、廃されますが、嘉吉年間(1441年~)に三木又右衛門が城を築き村名を新城と改めたと去れています。このため、あえて新庄氏としました。(甲賀郡志による)

三木氏邸(水口新庄)

歴 史

 新城城は『日本城郭体系』に、新城越後守が室町期に築いた城。

水口町志に、

「1440(嘉古 一)三木叉右衛門、字新城に居を作るという」記あり。

甲賀五十三家は、「鈎の陣」にて六角氏に味方した甲賀の地侍五十三家のことであり、後の甲賀流忍術の中心となった家々である。

新城家(新城氏 新城越前守)は、甲賀五十三家の1つ。

『佐々木南北諸士帳』には、杉谷屋敷 住 箕作随兵 新城越前守の名が見える。

近世の茶畑の土止め石垣水口岡山城・・・遠望

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城、甲賀郡史、水口町志、 日本城郭大系  

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