城郭探訪

yamaziro

探訪【岩倉山城(古城山城・桜本坊) 近江国】2013.4.14

2013年04月15日 | 平城

古城山(岩倉城・弥勒城)さんへ

 

 

 

虎口付近の石垣

 

祠には、携帯電話が1つお供え

ノミの跡が上4つ、下に1つははっきりと

(石工の仕事http://www.ishikumi.com/about.html)

唯一、コイワカガミは咲いてました

池は桜本池という池があり、底なし池で日照りでも枯れないらしいです

小堤城山城より先に築城された城、西側10m超の大土塁。

主郭は山頂ではなく、山頂より東側の一段下がったところが主郭(40m四方程度の平坦地)です。主郭の西側に小尾根があり、これが大土塁となっています。斜面の上には土塁がL字に残る郭があります。主郭の北から東側には土塁が巡ります。さらに南側に細長く平坦地が延び、東側は土塁が続きます。この細長い郭の西側は池で南側と東側に虎口があり、南側虎口には石垣も残ります。南側の虎口を出て少し進むと土塁で桝形状になっているような箇所があり、ここは南側の防衛ラインでしょうか?。また、主郭東側虎口を出てすぐ左の斜面を進むとこの先端の虎口にも石垣の痕跡がありました。

また、落城時に、この池に金の唐びつを投げ込んだとか、元旦の朝に馬の蹄の音が聞こえるなどの言い伝えがあるとの事です。最近、地元の有志で説明板が設置されていました。これによると、戦前までは小さな神社があり、江戸期以前には寺があったようで、城跡はこれの改変があるかもしれません。古城山城は、正安2年(1300)築城の岩蔵城、もしくは応永8年(1401)築城の弥勒寺城のいづれかに該当するものと考えられる。どちらであっても六角氏が築き、家臣の馬淵氏が守備したと伝えられ、六角氏の端城であった。

遠景

 

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、現地説明板

本日も訪問、ありがとうございました

 


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