ピザ
2017-05-30 | 映画
今日も天気がよく、暑い日になりました。学校で走り回った子供たちは、真夏みたいに汗だくになっていました。夕方、妹が寄ってくれました。DVDレンタルで、映画「ピザ」を見ました。インドのスラム街に住む貧しい兄弟。貨物列車が落とす石炭を拾って暮らしています。父は刑務所に入れられ、母と祖母と暮らす中、近所にできたピザ屋のピザをどうしても食べたいと奮闘する兄弟。貧しいながらも明るくたくましい兄弟。苦労して、なんとかピザ1枚分の代金を稼ぎますが、汚い身なりでピザ屋を訪ねると、追い払われてしまいます。裕福な友達が食べ残しのピザを分けてくれようとしますが、兄は自分で買って食べたいとつっぱねます。弟は残念そうに兄に従います。この弟がかわいいんですよね。おねしょが直らない弟は、いつも兄について歩き、兄を慕い、兄に従います。
身なりが汚いと食べられないと祖母に言われた二人は、さらに頑張ってお金をためて、洋服を買いに行きます。洋服も簡単には買うことができませんが、知恵を働かせて新しい洋服を手に入れます。そして、服を着替え、ピザ代金を持って、意気揚々とピザ屋に行きますが、また追い払われ悔しい思いをします。しかし、店長に殴られて追い払われた様子を携帯で撮影した動画がTVに流れたことで、事態は一変。イメージ回復に躍起になる店は、兄弟を招待してピザを振る舞ってくれます。念願のピザを食べられてハッピーエンドを迎えますが、兄弟が最後に放った言葉が笑えます。貧しくとも子ども思いで誇り高い母、兄弟の味方の祖母、スラム街の貧しい暮らしですが、なんだかほのぼのと暖かい気分になります。見てみたいと思っていた映画ですが、見て良かったです。1時間半の短い映画でしたが、とても面白かったです。