LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

マツダ・コスモAP(4)

2011年01月15日 00時06分17秒 | モデルカー製作記
全体形はほぼ整ったので、細部のモールドの修正にとりかかりました。

↓ノーズとテールの側面にあるウィンカーとリフレクターのモールドは、大雑把なモールドでリアリティに乏しいので、凸部をツライチになるまでペーパーで削ってから、光硬化パテで埋めちゃいました。レンズは透明塩ビで自作の予定。



↓ドアハンドルも小さめでかなりテキトーな感じのモールドだったので、削り落としちゃいました。ハンドル部分はプラバンで自作、下側の凹みはリューターで彫り込みました。凹みを大きめに作っておいて、その上半分にハンドルをかぶせるように取り付けたので、なかなかイイ感じになってます。
ドアハンドルはメッキなので、別パーツにしておいた方が塗装の工程上は楽なんですが、先に接着して一体モールド風にしておくと、良い意味でプラモデルっぽさが出るような気がして、敢えてくっつけちゃいました。



↓窓周りのモールドは、全体に少し細く見えるように開口部側を削り込みました。ルーフからCピラーに流れ落ちてくるレインドリップチャンネルは、途中で太さがかなり変わっていたので、全体を細く揃える方向で修正し、外周にスジ彫りを追加しました。ドア/リアフェンダー側のサッシは外周のスジ彫りを深くして、全体にメリハリを付けました。ちょっとした工作ですが、かなりシャキッとした表情が出ました。
丸いフューエルリッドのスジは、すぐそばを通っていたパーティングラインの段差を処理した時に半分くらい消えちゃったので、彫り直しました。



↓リアクォーターウィンドウの後端にある換気ルーバーは、元のモールドはちょっと大きすぎて、リアエンドが重ったるく見える原因になっていたので、前後長で2/3くらいの寸法に修正しました。これだけで、テールが短いような印象が一発で消えたのには驚きました。



↓フロントフードは固定しちゃう予定なので、確実に固定できるようにボディ側から足を出しました。スカットル側の左右とノーズ側の中央部の3点です。フードは塗装前に接着パテ埋めしてスジ彫りを作り直すよりも、別体のまま摺り合わせて隙間を調整し、別々に塗装して最後に取り付けた方がキレイに仕上がりそうです。
ボディ開口部に対するフードの寸法は、左右幅はちょうど良い感じですが、前後長はちょっとフードが短めなので、フード前端に0.3mmのプラバンを接着して延長しました。
クリアー塗装まで別々にやると、塗装の厚みでクリアランスがちょうどイイ案配になる、はず。




これでボディ本体の工作はほぼ終わりかな。お次はグリルやバンパーなどの外装パーツですが、これがまた一筋縄ではいかなさそうですヨ。




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3 コメント

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Unknown (Limahl)
2011-01-15 13:51:06
大注目のコスモAP、
一回目の写真と比べると一目瞭然、ボディも胴長感が無くなってシャープないい感じになってきましたね!
今回の製作記はTips満載で、童友社キット製作になかなか手を出せない自分にとってとても参考になっています。
早くも次回が楽しみ。
おお、 (ミゾロギ)
2011-01-15 13:56:00
これは国産車ファンには見逃せない展開ですね。
この手の改修は、ものすごくうまい方が作るとまさに原型並みのきれいさになりますね。
まじで、ボディキットでも売れるかも。
フジミさんあたりがこの手の分野に新キットで打って出そうな予感がありますね。いろいろとオークションの相場調べているんだろうなあ。
おお(2) (たかとと)
2011-01-16 00:03:43
こんばんは。
昨年あたりから「こっち方向」にシフトしている旧国産車ファンです。
ミゾロギさんのコメントの通り、ボディキット欲しい!
童友社のキットは持っていても、箱開けた瞬間に閉じてしまう方多そうです。
手を加えるとドンドン良くなる。
私も次回が楽しみ!

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