北村尚志のブログ

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汗くさい空気を吸いに

2019年09月29日 | 尚志の剣道話
財津和夫さんのイベントを翌日に控えた夜、僕は週末のルーチンで道場に行きました。
娘から「こんな大事な日に稽古? 怪我して後悔するよ、絶対ダメ!」と言われました。
そんなことは百も承知ですが、こんな時なぜか師匠の姿を見たかったのです。
やや遅れて道場に着くと、いつものようにピンと張り詰めた空気。
師匠はいつものように多くの弟子たちと組んでいました。
師匠 桜木哲史は昭和の剣道史における伝説と呼ばれるスター選手。
ジャンルは全く違いますが 財津さんにも通じるオーラがあります。
次から次へと若い弟子たちはかかっていく。
僕なら1分でフラフラになるところ、師匠はすでに何人の相手をしているのだろうか?
全盛期の頃の動きとは違うものの、70歳の円熟味を増した剣道は今でも誰も寄せ付けない凄みがあります。
稽古が終わり、礼式の時 師匠は「私もいつまでも稽古出来るわけではない、だからこの姿を遺言だと思うように。」と一言。
すべてのものが永遠ではない。残された時間 与えられた時間を有意義に生きたい。
やっぱり来てよかった。道場の汗くさい空気を吸って
明日のイベントは後悔のないように頑張ろうと誓ったのでした。
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