月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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零式艦上戦闘機(15) 万能戦闘機

2013-11-16 12:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
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零式艦上戦闘機(15) 万能戦闘機 

艦上機はまだレーダーの無かった時代に、索敵や2万メートルを超える艦砲射撃をより正確行うために、航空機を飛ばして着弾を観測するために、戦艦などに搭載されるようになった。

そして、敵もまた同じように航空機を飛ばして着弾を観測する。
すると、敵の航空機を排除するために機銃を搭載し、敵機を撃墜するために、空戦が行われるようになった。
こうなれば、制空権を握った方が艦隊決戦を制することになる。

つまり、艦隊決戦を有利に展開するために、海軍では航空兵器が発達したのであります。

航空母艦が出現し艦隊に伴われるようになると、敵の艦隊を殲滅するための艦上爆撃機(艦爆)や、魚雷で攻撃するため艦上攻撃機(艦攻)が搭載され、さらに艦爆や艦攻の出撃時の援護や、襲来する敵機を迎撃(げいげき)するために艦上戦闘機が開発された。

ところが、1937年(昭和12年)に勃発した日華事変では、三菱重工の堀越二郎技師が設計した、零戦の前身である96式艦上戦闘機が大活躍するが、戦争は長期化し中国大陸深くに戦線が拡大すると、航続距離の足りない96艦戦では攻撃機を援護することができず、中国軍の戦闘機によって、日本軍の攻撃機は甚大な損害を被った。

そこで、艦上戦闘機の機能を備えながら、長大な航続距離を持ち、最高速度500km/h以上、優秀な旋回能力を備え、強力な20mm機銃を搭載し、援護だけではなく邀撃(ようげき)の際には、急上昇の能力をも備えた万能戦闘機、零式艦上戦闘機が造られることになったのであります。

ちなみに、海軍では迎撃のことを邀撃(ようげき)というのであります。

零式艦上戦闘機(16) 海軍からの性能要求 2013-11-23 につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機(14) 枕頭鋲 2013-11-09

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零式艦上戦闘機リンク集 2013-09-14
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