月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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零式艦上戦闘機(106) 航空服

2016-06-10 05:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
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零式艦上戦闘機 (106) 航空服  

所沢航空発祥記念館の特別展で、海軍と陸軍の航空服が展示されている。

こちらは陸軍の航空服。


こちらが、海軍の航空服だ。


陸軍と海軍では敬礼の仕方も違う。
陸軍は肘を外側に大きく開いて敬礼するが、海軍は船内が狭いので肘を体につけるようにして敬礼する。

陸軍と海軍の最大の違いは、海軍の救命胴衣だ。

零戦は海に着水すると、搭乗員が脱出できるだけの短い時間を確保するための浮袋が装備されているが、特に救命ボートなどは搭載していなかったので、海に投げ出された搭乗員は救命胴衣だけが頼りだ。

飛行機は高空になれば非常に寒い。
海軍の航空服は、絹と毛の混紡で軽くて暖かかったそうだ。

防寒用は裏に毛皮を、冬用は毛足の短い毛皮縫い込んであり、夏用は真綿を絹で包んでキルティングしてあった。

そのほか寒さ対策として、電熱線も縫い込まれていた。
のちに分離式となったものの、まさに現代の電気毛布の原理は、すでにここにあったのかもしれない。

下士官を含む兵士と士官用にも違いがあり、階級章以外にも兵士用の航空服は袖口をボタンで留めるようになっていたが、士官用はファスナーだ。

落下傘縛帯は、日本が独自に開発したもので、ワンタッチで着脱が可能。
戦後、米軍の落下傘開発に取り入れられたそうだ。

なんとなく、すべての航空服は”つなぎ”と思われがちだが、夏用はセパレートタイプなのだ。

記念館でお子さんが着ることができるのは、このセパレートタイプだ。

平成28年(2016)6月26日(日)まで、開催されてますのよん♪


零式艦上戦闘機 (107) 新司偵 2016-6-22 につづく~
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零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!


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零式艦上戦闘機リンク集 2013-09-14
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