希少生物研究会ブログ

希少生物研究会からのお知らせ

シュロソウ

2012年08月27日 | 植物
人びとの避難を促すため「観察史上最大」とか「類を見ない」
「これまで経験したことのない」などの言葉が使われています。
該当地域以外に住んでいても不安になりますが、
沖縄や奄美地方の皆さんは大丈夫でしょうか。
まだ暴風域にあるようですが、どうか大きな被害になりませんように。

写真はラン科のシュロソウ。
地味な姿ながら、クロユリのような花色は印象的です。
湿り気のある草原で観られますが、全草有毒とか。

 撮影 H.GOTOU

キアシシギ

2012年08月23日 | 鳥類
暑い、暑いと喘いでいますが、今日は処暑、
8月も余すところ10日をきりました。
水害以来、山間部には近づけず、
かと言って海辺にも出かけていませんが、
「シギチ好き」がお待ちかねの秋の移動が始まっています。
中心はキアシシギでしょうか。地味なシギチの中でも
最も特徴をあらわしにくい種でしょう。

 撮影 H.TANAKA

イヌワシ

2012年08月11日 | 鳥類
日本で一番有名な?イヌワシさんに会ってきました。
Yバードのツアー「イヌワシを求めて!夏の伊吹山」に
参加したのですが、予想以上の出現に大満足でした。
8日の午後から9日の夕方まで、一日半の待ち伏せ観察に
数回眼下から現れ、最後には「予定」の岩に予定通り
ペアで止まってくれるという申し分のない内容でした。

大分では、久住の岩棚で繁殖行動を観察したのは
もう二十数年も前のことです。
国内総数は500羽とも言われていますが、
繁殖率の低下が心配されるところです。

 天然記念物 
 絶滅危惧ⅠB類(環境省) 絶滅危惧ⅠA類(大分県)

向日葵

2012年08月02日 | 植物
豪雨被害に打ち拉がれた7月も過ぎて
猛暑の8月になりました。
各地で体温よりも高い気温の日が続き、
熱中症で救急搬送されるヒトが続出とか。
この時期の季語では、日盛りの焼け付くような暑さを「炎昼」
じりじりと蒸し暑い「油照」などとあらわします。
「酷暑」よりも耐え難いような気分になる言葉ですね。

真夏に欠かせない花ヒマワリ。
最近では黄色の大輪だけでなく、チョコレート色の花や
銀葉のものなど、いろいろな園芸種が植えられています。
お日様に向かうと書きますが、実際に回る蕾の間だけです。