今度こそほんとうの・・

９月、そろそろ次男の学校が始まります。
夏休み中、ずっと家に帰ってきていましたが、昨日アパートへ帰ってゆきました。

ほっとしたような・・
そろそろ秋・・また大人４人の静かな？生活が始まります。

長男は、ほんの１０日間ぐらいしか休暇はなかったけれど。

７月下旬から昨日まで家にいた次男。
以前にしていたアルバイトはしていたものの、
高校の頃からの友人と散々遊びまくっていました。

男子ってなんでこう、夜遊びが好きなのでしょう。
友だちの家へ泊まりに行ったり、友だちが泊まりにきたり。
又、遊んで帰ってくると午前様とか・・

夜中に公園でバスケをしてきたり・・（夜中って物騒じゃないのかい？）
又、夜中に山で遊んできたり・・（なんじゃそれ？）
又、夜～深夜にかけてボーリングしに行ったり・・

いつもバタバタとしていて心休まるときがなかった私としては、少々ほっとしております。


「今度（秋）からは、あんまり帰ってこれんで・・」
そう言って帰ってゆきました。

そりゃそうでしょう。
夏休みまでは、学校や生活に慣れるのに必死で、
バイトをしているような（バイトをみつけるような）余裕もなかったようです。

だから夏休みまではどっちつかずの感じで、月に２度くらいは(なんだかんだと）
家に帰ってきてたけれど。

そろそろ本腰を入れて？向こうでの生活を堪能して、
バイトもして稼いでもらわないと、仕送りもキツイというのが本音です。

私大下宿生２人の仕送り・・かなりの出費で大変です。

オットがご存知のように（自宅療養の身）なってしまい、
お恥ずかしい話、蓄えを食い潰している、というかんじです。

でも、だからこそ、（今は財政的にキツイけれど）、
親元を離れ一人になってみる、ということは子供にとっていつか必ずプラスになる、と信じています。
早く、自立してもらいたいのです。
まだ次男に少々の不安はありますが・・

私って、冷たい母親かなぁ・・
先日、次男にあらたまって、こんなことを・・

「お父さんがこんなことになってしまって・・
世の中、まさか・・と思うことが自分にも起こってしまう、
これが現実だよ。
だからＫには、早く自立してほしい。
今までみたいに、ここぞ、というとき、お父さんの力が借りれなくなってしまった。
だから、自分のことには責任を持って、自分で就職もみつけて・・・
できたら早く結婚して・・・」
言い放ってしまった。
なんか、突き放したみたいかなぁ。

次男は、「何を言い出す！？」って顔してたけど・・
私の気持ちは通じていると思う。
これからがほんとうに自立の時期になれば・・と思う。

設立記念日

人間とは良くできたもので、しぜんと環境に順応する能力を持っているんだ、と思う。
家族（二人の息子と私の両親）は、オットが障害者になってしまったことを、私なんかよりもずっと、それなりに受け入れている。
なのに私は精神のバランスが不安定で、未だに受け入れられない自分がいる。
元気だったころのオットの姿が時折頭をよぎり、泣けて仕方がないときがある。

「さあ、行くぞー！」と、
出不精のオットがこれだけは率先して、毎年、元旦には家族そろって初詣に行った。
それがどんなに幸せでかけがえの無い貴重なことだったのか。


９月１日は、うちの会社の設立記念日。
この会社を立ち上げてから、オットがどんなに身を削る思いで労力を費やしてきたか、私は知っているし、もちろん周りの皆も知っている。

会社のやり方が気に入らない、と、
社員から殴られたこともある。夜ショックで帰ってきた夫。
部下に殴られた・・と。
（その翌日、その人は辞めていった）

「今の若いもんは掃除の仕方も知らんなー」
と、オット自らトイレ掃除もしてきた。
会社敷地周りの草むしりもしたし・・
そんな人である。


家族はもちろん、親戚、友人、会社の人も・・・
倒れる前のオットの姿、勢いは決して忘れないでほしい。

４９歳にして、元気だったころのバリバリの姿は半分以上消えてしまったけれど。
オットは誰よりも人思いで、心が優しい人だったんだ。


「生まれ変わっても今のオットと結婚する？」
よくある質問・・

私・・一瞬考えるが。
病気をしないあなたなら、もう一度結婚したいよ。
何度生まれ変わっても結婚したいよ。
だって、あなたといると、すごく「楽」なんですから。
自分の本来の素のままでいられるんです。
こんな私を受け入れてくれるのは、この世にあなた以外にはいないと思うから。


恥ずかしいけれど、オットにも同じことを聞いてみた。
「今度生まれ変わっても私と結婚する？」
「うん、何度生まれ変わってもＫちゃんと結婚するよ。なんでかわからんけど、Ｋちゃんがいい・・」
即答だった。ありがとう。