6年前、
キリカがまだ5才だった時に飼っていた金魚が、
初めて死んだ。→「金魚が死んだ」
号泣した後に、
「なんで、こんなに悲しいんやろ・・」と、つぶやいたキリカ。
あれから、数匹の金魚が死に、
もうコレ以上は増やしたくないと、残った1匹だけを飼っていた。
たぶん、7年近く?になるのかな・・
学童が主催の夏祭りですくったフツーの金魚。
1匹で寂しくないのかな・・・
と、時々考えるコトもあったが、アカンアカン増やしたら・・
それに、
気の合わない金魚と一緒に暮らすより1匹の方が気楽でしょ(ほんまか?)
ピカピカに元気だったが、さすがに老齢化が進んだのか、
ここ数ヶ月は、時々元気がなかった。
で、心配したキリカは、
ネットで調べたり金魚屋さんに聞いたりして、
まず、「エサ」を変える事にした。
その前に、2~3日絶食。
その話を夫に説明しているキリカ・・・
「あんなぁ、ふぁんちゃん(金魚の名前)老朽化したから、
エサを消化のイイモンにせなあかんねん・・」
あの・・「老朽化」とは言わナイんですけど(苦笑)
って、さすが「リフォーム屋」の娘?
夫と金魚やさんに行き、厳選したエサを買って来た。
やっぱり、体にやさしくて消化しやすい方がいいのかな?
「これ、めちゃくちゃ上等やねんで」と自慢していた(笑)
しばらくはソレで元気を取り戻したのだが、
また時々浮いてしまったり、調子が悪くなった。
もう一度、ネットで調べるキリカ。
「水温が低すぎる」のでは?という結論に。
なるほど・・冷え込んでるしね。
今までは平気でも、年老いた体にはキツイかも。
それに、これから冬本番の寒さだろうし・・
というコトで、早速水温を上げるためのヒーターを通販で購入。
これが、
もう、すごく効果があったのか、元気になった。
よく泳ぎ回るようになったし。
よかったよかった・・・
ところが、
二日前、突然具合が悪くなり、体を折り曲げたカタチで動かない。
息はしているみたいだ。
帰宅後、水槽の前でじぃ~~っと見つめるキリカ。
「もう、アカンかもしれへんな・・」とワタシが言うと、
「・・うん」と上の空で答えた。
翌日、ふぁんちゃんは死んでいた。
体を折り曲げたままで・・
「老衰やったんやろなぁ・・せやけど、穏やかな死に顔やな」
とワタシが言うと、黙って頷いていた。
登校前少し早めに支度をして、二人で川へ流しに行った。
その夜・・・
「なんか、やっぱり寂しいなぁ・・つい水槽見てしまうわ」
とワタシが言うと、
「うん、もうおれへんのに見てしまうなぁ」と、キリカ。
「もう、金魚飼うの止めとく?」
「ん・・死んでしまうのがイヤやなぁ・・
でもなんで、泣けへんかってんやろ?」
「もう、覚悟してたからちゃう?」
「あぁ、そうかな・・でも、やっぱり寂しいなぁ」
「まぁ、また飼うかどうかは、ゆっくり考えよか・・」
お通夜ってわけじゃないけど、
なんだかしみじみとしたキモチになって、
二人して黙ったままでいた。
すると、キリカがぽつりと言った。
「もっと、何かやってあげれるコトがあったかもしれへん・・・」
その言葉がワタシの心にやさしく広がった。
キリカがまだ5才だった時に飼っていた金魚が、
初めて死んだ。→「金魚が死んだ」
号泣した後に、
「なんで、こんなに悲しいんやろ・・」と、つぶやいたキリカ。
あれから、数匹の金魚が死に、
もうコレ以上は増やしたくないと、残った1匹だけを飼っていた。
たぶん、7年近く?になるのかな・・
学童が主催の夏祭りですくったフツーの金魚。
1匹で寂しくないのかな・・・
と、時々考えるコトもあったが、アカンアカン増やしたら・・
それに、
気の合わない金魚と一緒に暮らすより1匹の方が気楽でしょ(ほんまか?)
ピカピカに元気だったが、さすがに老齢化が進んだのか、
ここ数ヶ月は、時々元気がなかった。
で、心配したキリカは、
ネットで調べたり金魚屋さんに聞いたりして、
まず、「エサ」を変える事にした。
その前に、2~3日絶食。
その話を夫に説明しているキリカ・・・
「あんなぁ、ふぁんちゃん(金魚の名前)老朽化したから、
エサを消化のイイモンにせなあかんねん・・」
あの・・「老朽化」とは言わナイんですけど(苦笑)
って、さすが「リフォーム屋」の娘?
夫と金魚やさんに行き、厳選したエサを買って来た。
やっぱり、体にやさしくて消化しやすい方がいいのかな?
「これ、めちゃくちゃ上等やねんで」と自慢していた(笑)
しばらくはソレで元気を取り戻したのだが、
また時々浮いてしまったり、調子が悪くなった。
もう一度、ネットで調べるキリカ。
「水温が低すぎる」のでは?という結論に。
なるほど・・冷え込んでるしね。
今までは平気でも、年老いた体にはキツイかも。
それに、これから冬本番の寒さだろうし・・
というコトで、早速水温を上げるためのヒーターを通販で購入。
これが、
もう、すごく効果があったのか、元気になった。
よく泳ぎ回るようになったし。
よかったよかった・・・
ところが、
二日前、突然具合が悪くなり、体を折り曲げたカタチで動かない。
息はしているみたいだ。
帰宅後、水槽の前でじぃ~~っと見つめるキリカ。
「もう、アカンかもしれへんな・・」とワタシが言うと、
「・・うん」と上の空で答えた。
翌日、ふぁんちゃんは死んでいた。
体を折り曲げたままで・・
「老衰やったんやろなぁ・・せやけど、穏やかな死に顔やな」
とワタシが言うと、黙って頷いていた。
登校前少し早めに支度をして、二人で川へ流しに行った。
その夜・・・
「なんか、やっぱり寂しいなぁ・・つい水槽見てしまうわ」
とワタシが言うと、
「うん、もうおれへんのに見てしまうなぁ」と、キリカ。
「もう、金魚飼うの止めとく?」
「ん・・死んでしまうのがイヤやなぁ・・
でもなんで、泣けへんかってんやろ?」
「もう、覚悟してたからちゃう?」
「あぁ、そうかな・・でも、やっぱり寂しいなぁ」
「まぁ、また飼うかどうかは、ゆっくり考えよか・・」
お通夜ってわけじゃないけど、
なんだかしみじみとしたキモチになって、
二人して黙ったままでいた。
すると、キリカがぽつりと言った。
「もっと、何かやってあげれるコトがあったかもしれへん・・・」
その言葉がワタシの心にやさしく広がった。