きらせん

仙台のきらめき










東北大学公共政策大学院准教授
佐分利 応貴

 「聖地」

2008-04-02 22:58:51 | Weblog
  東北大学入学式。
  今年は毎年使っている仙台市体育館が耐震工事中で使用できないため、中島みゆきのコンサートをやった仙台市サンプラザにて3回に分けて行われた。入学者は約5,000人。半分が学部生(大学1年生)、半分が大学院院生である。

  午後2時より、公共政策大学院の1年生のオリエンテーション。
  
  稲葉法学研究科長からご挨拶。

  前副学長の大西教授からは、会場となった魯迅教室についてのエピソードが紹介された。中国の近代史において最も尊敬されているのは孫文と魯迅なのだそうで、魯迅は中国の近代精神の父。その魯迅が日本に留学して医学を学んだのがこの魯迅教室。その恩師が藤野先生。

  
  左が藤野先生、右が魯迅。
  中国の国語の教科書には魯迅の書いた「藤野先生」が載っているそうで、中国人は藤野先生を誰もが知っているのだと。かの日本嫌いの江沢民も、この魯迅教室で昔年に想いをはせた一人である。

  来訪者は、それぞれの想いを詩句に残していく。
  

  魯迅教室。これはこれで東北大学の、そして仙台の遺産には違いないが、遺産で喰っていくようではもはや老人。“中国人の心の聖地”を超える、新たな聖地を創ってこそ若人である。みんな、早く有名になってくれよ。

  もちろん、名が売れなくても『後生への最大遺産』は遺せる。内村鑑三を見よ。
  

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1 コメント

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Unknown (nana)
2008-04-03 13:49:35
たしかに。はたからみていて魯迅先生の登場回数の多さにびっくりしていました。

合宿がんばってくださーい!!

nana
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