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☆光と影の魔術師☆

「普段持ち歩けるカメラ」

2024-01-12 05:49:00 | デジ一眼+純正レンズ

「普段持ち歩けるカメラ」

よく言われてきた言葉がある。
"写真はカメラが無いと写せない」"

いつかヒトの視覚情報を映像化が実用化されれば、カメラやレンズは要らなくなるかも知れないが、未来はさておき、現在は必要だし、またそれが大きな楽しみでもある。
そもそもフィルムの時代は、一般的にはカメラを毎日持ち歩くことはまず無くて、旅行やイベントなどで持っていく物だった。
携帯を経由してスマホの時代である令和ひと桁である現在、スマホの普及によりカメラとビデオ機能を持つツールを常時持ち歩くようになった。
それゆえに、そもそも撮影するはずの無かった場所での撮影はトラブルを起こすこともあるわけだが、それはまた別の機会に。

スマホの撮影スタイルは、カメラを起動して液晶の一部のボタンを押すだけ。色々な設定は可能だが、それを駆使するのは少数派だろう。撮影ツールとしてのカメラ機能は万人のものとなり、SNSの普及により共有もたやすく、自分が撮影した写真をアップロードした瞬間に、世界中で閲覧も可能だ。
こんな場所で感動しましたとか、美味しいスィーツを食べましたとか、少し前の時代なら知り得なかった情報まで、世の中を駆け巡る。

それによりカメラそのものも影響を受け、平成の時代に出現し普及を極めたコンデジはもはや、カメラ量販店での主役の座ではない。
そしてデジタル一眼レフはいよいよ、ほとんどのメーカーがミラーレス化とフルサイズ化を進行させて代表的な機種となっている。
現在のミラーレス一眼は、静止画も動画も各社が競い合って機能強化させており、気軽に買える価格では無くなってきた。カメラだけでもミドル機で30万円近くから、フラッグシップ機に近くなると50-80万円など。レンズもいいレンズだなと思えば20-30万円を超えたり、とても気軽に買えるものでは無い。例えば本格的に鳥を撮る場合など、カメラとレンズを合わせて100万円を簡単に超えるのが標準セットだと聞くと驚くが、スペックを考えれば納得できてしまうのが凄い。

フルサイズセンサーと、それを発揮するための高性能なレンズ。その組み合わせはまた、カメラとレンズを大きく重い物にする傾向を作り出したと言える。
歴史は繰り返すというが、似た現象は1970年代にもあった。レンジファインダーから一眼レフへ主役の座が移ることで、カメラは大きく重たくなった。
そこで当時はOLYMPUSのOMシリーズから始まりPENTAXのMシリーズなど、小型軽量化の大きな潮流が生じた。その頃のカメラに触れてみるとわかるだろうが、現在の一般的なミドルレンズミラーレス機よりも小型なのに驚くだろう。

フルサイズミラーレス機でもSIGMA fpのように、基本形としては内蔵ファインダーも機械式手ぶれ補正も機械式シャッターも無くすことで超小型化を成し遂げた卓越したカメラもあるが、ある程度の知識がないと使いにくいかも知れない。

ではカメラが無いと写せないとして、スマホではない選択肢と仮定したとして、一般的な撮影や、よほど特殊な目的で撮影するのでなければ、フルサイズ機は必ずしも毎回の撮影に必要なのだろうか。

こういう話題は目的により個人差があり、紋切り型で述べると炎上しかねないのは重々承知のうえだし、私自身のようにフルサイズ機の黎明期から各社扱ってきて現在も使用している者でも普段持ち歩いているのはマイクロフォーサーズで十分だし、それで普通の写真展の出品作品も撮れる。

長くなってきたので、この続きやマイクロフォーサーズについてはまた別の機会に。





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