携帯・スマホ・タブレット端末時代を考える
- 青森市にいる知人の話です。校友会後の昼食会を自主的に開こうと、十数人で会場に向かったそうです。仲間は各々集まって来たそうですが、地方から来た友人は、東京が大きく変わっていたために迷ってしまったそうです。
- うろ覚えの店名を人に聞き々たどり着いた店は、他の店でした。集まった仲間はあまりにも遅いので連絡しようとしたが、その人は携帯もスマホも持っていない方であることに気が付き、諦めたそうです。
- 迷った人も諦めたのですが、不幸にも心筋梗塞を発症して、道端に倒れてしまったそうです。救急車で病院に運ばれ、大事には至らず無事でした。当然遠方の自宅に電話が行ったのですが、遠方であるため手術承諾書の署名人がいなく、病院は電話承諾で緊急手術したとのことです。
- 話はこれで終わりですが、同行していた友人達は、その後大変悩んだそうです。何とかならなかったものかと議論したようですが、今は携帯・スマホ・タブレット端末時代であることを、再確認しただけとのことです。他人に迷惑がかかることだと家族にもきつく言われたそうです。
- 最初に連絡のあった友人は、その日所要で欠席した友人宅であったのです。病院から報せがあってから2時間後でした。年賀状を見てこの人ならと思って電話をしたとのことです。
- 欠席した友人宅に連絡がきたので、即本人の「スマホ」に連絡し、連絡を受けた友人は、急いで入院先の病院に駆けつけたそうです。4時間後の手術が終わった後でした。家族は飛行機で上京しましたが、夜遅くに病院に着いたそうです。
- この話を聞き、時代の流れと高齢者時代の厳しさに考え込んでいます。
