170077 騒然としたマーケットの陰で着実に進展しつつある米朝接近
猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 08/01/31 PM04
『騒然としたマーケットの陰で進む米朝接近を追う』(原田武夫国際戦略情報研究所公式ブログ)リンクより転載します。
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~前略~
…今や世間は「世界同時株安」のニュースにあふれかえっている。とりわけ、そこでけたたましく繰り返されているのが、いわゆる「サブプライム問題」であり、「米国経済の低落」だ。大幅な下落基調の中で激しく乱高下を繰り返す平均株価に翻弄され、日本では誰しもが「米国の時代は終わった」「次のシステムがやってくる」と浮足立っている感がある。
しかし、ちょっと待ってもらいたい。―――果たして物語はそう単純なものなのか?
ここでいくつかの気になる動きを挙げておく。
●北朝鮮国債が着実に高騰している。総額約489億円が発行されている同国債は、昨年だけで36パーセントも価格が上昇した(関連報道はこちらhttp://www.chosunonline.com/article/20080112000012)。
●ブッシュ政権は年頭早々より、今春に連邦議会で承認を得るべく奔走する案件の一つに、米韓自由貿易協定(FTA)を掲げている。一方、ニューヨークとスタンフォードでは、超党派の大物による米韓賢人委員会が続々と設立され、米国の入れ込みようがうかがわれる展開となっている。
●1月22日、米国国務省のデイリー対テロ調整官は、北朝鮮のテロ支援国家指定の解除問題で「北朝鮮はすべての法的要件を満たしているようだ」とベルリンに向かう機中で、一部記者団に語った(関連報道はこちらhttp://www.asahi.com/international/update/0123/TKY200801230041.html)。
●1月22日、ライス米国務長官は北朝鮮核問題をめぐり、ブッシュ政権の柔軟な姿勢に見直しが行われているとここになって発言してきたレフコウィッツ北朝鮮人権担当特使について「(特使は)六カ国協議に何の関係もない。(協議参加国に)名前が知られているかどうかも疑わしい」とまで述べた(関連報道はこちら)。
●2月25日、ソウルにて李明博次期韓国大統領の就任式が行われる予定であるが、ライス国務長官がこれに出席する(関連報道http://www.asahi.com/international/update/0117/TKY200801170035.html)。その一方で、26日には平壌で米国のニューヨーク・フィルハーモニーによる演奏会が実施される。その開催にあたっての資金提供者は日本人だ(関連報道http://www.asahi.com/culture/music/TKY200801110295.html)。ちなみに、ライス国務長官は2月に日本をも訪問するという報道が流れ始めてもいる(あ関連報道http://www.asahi.com/international/update/0117/TKY200801170035.html)。
以上で明らかなのは、「米国は低落した。もはや世界を仕切る意思はない」という、最近流行りの言論は根拠に乏しいということだ。いや、それどころではない。北朝鮮、朝鮮半島、ひいては東アジアについて、まさにやる気に満ち溢れているのである。
~後略~
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猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 08/01/31 PM04
『騒然としたマーケットの陰で進む米朝接近を追う』(原田武夫国際戦略情報研究所公式ブログ)リンクより転載します。
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~前略~
…今や世間は「世界同時株安」のニュースにあふれかえっている。とりわけ、そこでけたたましく繰り返されているのが、いわゆる「サブプライム問題」であり、「米国経済の低落」だ。大幅な下落基調の中で激しく乱高下を繰り返す平均株価に翻弄され、日本では誰しもが「米国の時代は終わった」「次のシステムがやってくる」と浮足立っている感がある。
しかし、ちょっと待ってもらいたい。―――果たして物語はそう単純なものなのか?
ここでいくつかの気になる動きを挙げておく。
●北朝鮮国債が着実に高騰している。総額約489億円が発行されている同国債は、昨年だけで36パーセントも価格が上昇した(関連報道はこちらhttp://www.chosunonline.com/article/20080112000012)。
●ブッシュ政権は年頭早々より、今春に連邦議会で承認を得るべく奔走する案件の一つに、米韓自由貿易協定(FTA)を掲げている。一方、ニューヨークとスタンフォードでは、超党派の大物による米韓賢人委員会が続々と設立され、米国の入れ込みようがうかがわれる展開となっている。
●1月22日、米国国務省のデイリー対テロ調整官は、北朝鮮のテロ支援国家指定の解除問題で「北朝鮮はすべての法的要件を満たしているようだ」とベルリンに向かう機中で、一部記者団に語った(関連報道はこちらhttp://www.asahi.com/international/update/0123/TKY200801230041.html)。
●1月22日、ライス米国務長官は北朝鮮核問題をめぐり、ブッシュ政権の柔軟な姿勢に見直しが行われているとここになって発言してきたレフコウィッツ北朝鮮人権担当特使について「(特使は)六カ国協議に何の関係もない。(協議参加国に)名前が知られているかどうかも疑わしい」とまで述べた(関連報道はこちら)。
●2月25日、ソウルにて李明博次期韓国大統領の就任式が行われる予定であるが、ライス国務長官がこれに出席する(関連報道http://www.asahi.com/international/update/0117/TKY200801170035.html)。その一方で、26日には平壌で米国のニューヨーク・フィルハーモニーによる演奏会が実施される。その開催にあたっての資金提供者は日本人だ(関連報道http://www.asahi.com/culture/music/TKY200801110295.html)。ちなみに、ライス国務長官は2月に日本をも訪問するという報道が流れ始めてもいる(あ関連報道http://www.asahi.com/international/update/0117/TKY200801170035.html)。
以上で明らかなのは、「米国は低落した。もはや世界を仕切る意思はない」という、最近流行りの言論は根拠に乏しいということだ。いや、それどころではない。北朝鮮、朝鮮半島、ひいては東アジアについて、まさにやる気に満ち溢れているのである。
~後略~
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